人と付き合うのって怖すぎる

先週、tinderでバーっと、5人くらいの男の人と昼夜問わず(まさに昼夜問わなかった)会ってみた。全員良い人で、突然肉体関係を求めてきたりするような鬼畜とかいなくて、出会いがないと思っている東京在住の人はみんなやればいいのにと本気で思ってきた。

その中で何人かは、特に気が合う感じがした。その中の、一人は、身体の関係もあってしまった。

私の貞操観念は一度置いておくとして、それから一週間、「気が合う人」「身体が合う人」とは連絡を取り続けている。

先方の反応も悪くない。

身体の関係がない方の人が料理好きということで、先日などは、彼の家に料理を振る舞われに出向き、きちんと日の出るうちに帰宅したり、その後もプラトニックなやり取りをしている。

身体の関係がある方の人はお茶目で、他愛ない報告の連絡をたくさんくれる。

やばい。

これ、付き合えるやつなんじゃないか・・・。

自分の気持ちが行動と比例しないまま上がっていかない時に、私はドキドキしてしまう。人の気持ちに応えられないことが怖くて、冷や汗が出てしまうのだ。

その人を傷つけたくないけど、まだ自分の中でまるで、気持ちが温まっていない、優しくされたり丁寧に扱われると、とても困惑してしまう。

どうして、自分は人の好意を素直に受け取ることができないのだろう。

断るのが怖いのか。

私、人を振ったことがないのですよ。

怖くて。

告白される前にひどいことして逃げるか、付き合ってしまうかしかないんですよ。

(子供かよ!)

そういえば先日まで放映していた「けもなれ」って、何かありそうで何かありそうで何もなかった物足りないドラマではありましたが

言いたかったことは

「会話しろ。言いたいことは言え。」

みたいなことなのかなと、いうか、私にはそれしか残らなかった。

ブラック企業の社長に「会話ができないことは悲しい」と最後に伝えるあきらちゃん。

そして、勢いでセックスしてしまった恒星さんには、前彼の京谷との「失敗」を生かして、恒星さんとは、今後どうするかを膝を付き合わせて話し合った。その時は結論が出なかったけど、改めてお互いの気持ちを持ち帰って、のちに結ばれますね。

自分も似たような、激情型上司とのコミュニケーションに疲弊して会社を去った身なので、あきらちゃんの「私がやれば丸く収まるんでしょう」みたいなこれみよがしな態度には苛立ちつつも、やや耳が痛い部分もあった。

私は最後までコミュニケーションを避けてしまったので。

恋愛も似ていて、付き合ったらすぐには別れられないだろうし、かといって今は付き合いたくないし、とかを心の中で勝手にこねくり回した結果、相手にとってよくわからない言動をして相手が困っていなくなってゆく、っていうのが私の定石。

20代は本当に雑に恋愛をしてきて、自分の感情しか信じていなかったけど、恋愛とはもしかするとそういうものではないのかもしれないと思ってきて、

今回たまたま、tinderという、共通の友人や同コミュニティでない環境での出会いで心が動きそうな男性ができたので、これは自分の人生のステージをあげる作業だと思って失敗を恐れずがんばってみますよ。

とりあえず、心に思っていることを正直に伝える。

それこそ、あきらちゃんの辞表のように、何かきたら、私は胸の中に置いておいた言葉をすっと差し出すのだ、という気持ちでね。





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