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毒餌のジレンマ

毒餌ってあるじゃないですか。
いわゆるブラックキャップとかそういう家賃を払わないで家に侵入してくる奴等の対策として置かれるアレです。

毒餌の効能は世間の評価も高く、私個人としてもなんとなくベランダに設置しておいた地雷で人類の宿敵を2killしていたことから
性能自体に疑いは持っておらず、むしろ対策としては人に薦めたい部類ではあります。
上手くいけば巣の奴等まで皆殺しにしてくれるらしいですよ。頼もしいですね。

一方で、毒餌について昔から思っていたことがあります。
それは「毒餌と言えどエサはエサ」ということです。
これって部屋に掃除されていない食べ残しが放置されているのと同じことだと思うんです。

つまりどういうことかと言うと、
「毒餌がなかったらそもそも部屋に入ってこなかったんじゃないか?」
と、思わなくもないということです。

まぁ隙間あらばとりあえず侵入するのが彼奴等の得意分野であり、
「エサの臭いがするから侵入するわ。」
というよりは
「なんか侵入したらエサあったわ。」

という因果関係の方がおそらく正しいとは思うのですが、部屋を毎日掃除して綺麗に保つことを心掛けている身としては、この考えが頭の隅から消えてくれません。

まるで部屋の隅に置かれたブラックキャップのように、心にちょっとした毒がひっそりと残り続けているのです。

こんにちは。ヒモです。
今回はカゲウスさんからの寄稿でした。
面白かったですね。
話が綺麗にまとまってる上に細かい言い回しが秀逸で何度もクスッとさせられてしまいました。
こういう日記書けるようになりたい。

悔しいので一つマイナスの星4で。

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