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Fujirockは体に語りかける。

越後湯沢駅からのバスで、 Sonyはいつもと違う音を出した。 ライブこそが音楽であることを俺が思い出したから。
会場に着いてRoth Bart Baronを聴き始めると、まだ自分が硬いのがわかった。 だけど、一流の音楽家たちは難なくそれを溶かしていった。

気づいたら、音楽は底の底まで浸透し体を揺らしていた。
「どういう動きが自然か?」などと”考えていた脳”はどこかに消え失せ、体が揺れた。疲れ知らずになり、逆に疲れすら心地よく、体が音楽を求め続けた。

都会にすみ、血の通わない社会に循環機能を麻痺させられていた身体は、 本来のあるべきシステムを音楽により思い出す。エンドムジカが反応する。音楽は爆音のライブだと思い出した。自分の最近の作曲がダメなのは、「踊れる」を忘れていた体だった。

きっとFujirockに行かないと早死にする。
きっとFujirockに行かないと感性が鈍る。
きっとFujirockに行かないと音楽から離れる。
きっとFujirockに行かないと仕事も捗らない。
きっとFujirockに行かないとダメな性格が悪化する。
きっとFujirockに行かないと体に悪い。

来年の宿の抽選はいつからだろう?来年も日本にいるなら、絶対に行こう。

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