見出し画像

2015年3月、著書にも少し書いているが私は第3回:国連防災世界会議で仙台にいた(農林水産省の通訳ブース)。安倍晋三(当時の総理)も挨拶に訪れ、私のことなど知らないはずなのに前を通過した時、屈強なSPの隙間をぬって「よろしく頼むね」と声をかけられドキッとしたことがある。

ガチガチの自民党支持というわけではないが、後にも先にも総理大臣と言葉をかわしたのは安倍晋三氏のみなので今回のことは思うところはある。

ご冥福をお祈り申し上げます。

そんな安倍晋三氏に対し、海外記事では「実績を残した日本の英雄」のように扱われているものが多い。ウォールストリートでは外交のことを強調し、TIME誌では表紙を飾る。英語をベンキャウ。しておくと、記事の内容が全く違うのに驚くが、まあそれは仕方のないところだろう。

そんな中、1つの見出しに注目した。

Japan's Shinzo Abe Championed Economy's Revival, Bolstered Nation Defense

英英辞書でchampionを動詞で使う場合を調べると、

:to publicly fight for and defend an aim or principle, such as the rights of a group of people

このようにでてくる。日本語では「(世のため人のために)推し進める(推進する)」みたいな意味である。

したがって、

Japan's Shinzo Abe Championed Economy's Revival, Bolstered Nation Defense は「日本の安倍晋三は経済再生と国防の強化を推進した」と和訳できる。

もちろん、champion(チャンピオン)は日本語にもなっているように、someone or something that has won a competition, especially in sport という意味で使われることが多い。それでも「何かに勝って実績を残した」という栄誉ある実績に使われる意味に使われることが多い。

championを動詞として使ったWSJは、安倍晋三・元総理に対してリスペクトが感じられた次第である。

その節はお声がけ下さり、ありがとうございました。改めまして、ご冥福をお祈り申し上げます。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?