新書のためのメモ20231128
以前書いた文章。
「フォーク運動と60年代の思想」はてなブログから
東京フォーク・ゲリラによる「新しい空間」とは何か。
空間から音楽文化を考えるというときに、たとえば三橋一夫はフォークの定義を考察するなかで羽仁五郎について言及している。羽仁は三橋も寄稿していた「週刊アンポ」でインタビューに答えていたのである。
東京フォーク・ゲリラの運動から考えると、これは新しい空間性の契機になったと思われる。空間と68年の経験は、もちろんルフェーヴルの空間論にリフレクトしていたのである。つまり世界的な流れの中で空間の問題圏というのは思考され実践されていたのであり、フォーク運動がまさに文化、思想としての広がりを持っていたということである。
そして、ここで考えてみたいのが、「フォークリポート」に寄せられていた、いくつかの論考である。
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