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スチュアート・エルデンのミシェル・フーコー論。

7年前のFacebookの投稿から。

メモ。スチュアート・エルデンのミシェル・フーコー論。
エルデンはアンリ・ルフェーヴルの研究者でもありルフェーヴルのRythmanalysisを英訳している。(Rhythmanalysis: Space, Time and Everyday Life Bloomsbury Revelations)
フーコーがチュニジアからパリに戻って変化したものを分析しているようだ。
この本の最初から、Daniel Defortに宛てた手紙を引用している。曰く、70年には『言葉と物』にはもう関心は無くなったのだと。
日本のフーコー受容では、彼の認識論や言説理論などが後期に断絶なくつながっているような印象で、フーコーの政治的変化について明確に考察しているものを知らないのだけど(ただし詳細に文献を調べた訳ではないですけど)、これはBNFやIMECにある未刊行の資料も使いながら分析していて新鮮です。久しぶりにフーコー関係の本を読みます。

Foucault: The Birth of Power by Stuart Elden,Polity Press 2017.

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