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研究のメモ。アート・ワールド関係

研究のメモ。
ベッカーはある論文の中で、社会学における文化をconcerted actionとして捉えて、それがシカゴ学派の流れにあると位置付けている。これまで文化研究において文化を考えていたので面白いなと思っている。次の著書に書いているところ。
ベッカーは、ここでも文化を説明するときにジャズミュージシャンの事例を挙げていて共感している。社会学者で理論の説明でジャズを肯定的に言及しているのは読んだことない。
concertedを行為の説明に使うのも読んだこともなかったし、トロントでも聞いたこともなかった。音楽とひっかけていることは想像がつく。
アドルノの社会学はポピュラー音楽批判だったので、それをどう批判するかずっと考えていた。もっと早くベッカーの文化芸術社会学が翻訳されていたら、少し違っていたのかもしれない。

ベッカーの芸術世界論は、英語圏において現在でも言及されているしフランスにおける研究書も英語に翻訳されている。社会的世界論と共に調べているところ。

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