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『うたうたうた フォーク・リポート』とフォークソング運動
現在執筆中の新書のためのメモ。
フォークソング運動を最も理論的に展開させた片桐ユズルさん。もちろん片桐さんだけがそのことを書いていたわけではない。
例えば、北中正和の聴衆論にも、片桐さんの「うた」についての認識はフォーク・ソング運動から生まれた唯一の理論的成果である、と。
また川村輝夫もフォークソング運動を記述している。
その内容は一様ではない。
北中正和の聴衆論は、明確に片桐ユズルの言説を「理論」として「フォークソングの運動」から捉えている。
「聴衆とはだれか?」『うたうたうたフォーク・リポート』1970年10月号
北中はトルストイの芸術論を引用しながら片桐のフォークソングの理論と比較する。ここで北中は「フォーク・シーン」と書くが、この芸術文化空間はアート・ワールドとして時代の変化の中で捉えることができるだろう。
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