AHCグループ 7083         アピリッツ   4174         Ridge-i 5572    

AHCグループ<7083>は急騰。18日取引終了後に23年11月期連結決算を発表し、売上高は前の期比20.6%増の59億1500万円、営業損益は前の期実績(2億1500万円の赤字)から2000万円の黒字に転換して着地した。続く今24年11月期も好調な見通しを示したことから、好感した買いが膨らんだ。前期は主力の福祉事業で利用者や入居者の新規獲得や利用回数の増加に注力したほか、共同生活援助(グループホーム)事業所を新規に4事業所開設した。今期の売上高は前期比6.8%増の63億1500万円、営業利益は同5.9倍の1億2000万円の見通し。配当予想は引き続き無配とした。

アピリッツ<4174>が一時ストップ高に買われ、昨年来高値を更新した。アマゾン・ドット・コム<AMZN>の関連会社であるアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が日本時間19日、2027年までに東京と大阪のクラウドインフラに2兆2600億円を投資する計画を発表した。日本国内でのクラウドサービスに対する顧客需要の拡大に対応するためという。AWSを活用する大規模システム開発サービスなどを展開するアピリッツに対しては、巨額投資に伴う需要面への好影響への思惑を誘う形となり、買いが集まったようだ。AWSの監視・運用代行サービスを手掛けるJIG-SAW<3914>も急伸した。

Ridge-i<5572>が5日ぶり反発。午前10時ごろ、デジタル庁が三菱総合研究所<3636>に委託している「テクノロジーマップの整備に向けた調査研究(アナログ規制の見直しに向けた技術実証等)」における技術実証事業者として採択されたと発表。同実証で検討する対象業務は「ふ卵機の温度管理」「ふ卵機へ投入する種卵数判断」「ひなの健康状態判別」。この3つの業務において、現場業務の遠隔化や判断業務の自動化の実証を行い、技能・経験を有する者の遠隔での業務実施や技術代替の実現性を検証する。


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