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36,7 ℃


解熱剤

『体調が悪い、風邪っぽい』と主張するには微妙な体温だ。ってか、ほぼ不可能だろう。
「今日は熱っぽくて、休ませてください。」
と言っても「甘えてないで、さっさと来い !」と多分、学校でも会社でも叱られる状況。
平熱の低い人間が抱える重大な悩みである。


具合が悪いときにしか体温を計らないから、確かな事は言えないけど、多分平熱は相当低い。
「チョッと熱っぽくて」と、いつも計ると35,7℃しかなかったりするから。


今朝から咳と鼻水が出始めた。
風邪の末期症状。


で、後はゆっくり寝て治るのを待つばかりだけど、咳や鼻水は確かに辛いんだけど、なんでだろう、幸せ感がある。
空気に溶け込むような感覚。は、ちょっと大袈裟かな。
重力が半減したようにフワフワと浮いているような不安定感。
寝返りを打つと、平衡感覚を失ったような、墜落感。
言えないが期限切れのキャッチフレーズを求められ、巡らしも、何を書くことがあろう。寝返りを打つと目眩が起こって、...

スマホのキーボードが平仮名入力に突然変わって、指が画面に触れただけで、候補の文節が現れる。ついうっかり触って、訳のわからない文章が構成されていった。
訂正する気力がない。

やっぱり、薬を飲んで、もうちょっと寝て、安静にしとこう。


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