人間をひとつの動物として見る。

最近「人間には動物パターンがある」とおっしゃった方がいました。

以下その方のお話したところからの引用です。
・お腹が空くと感情の幅が狭くてキレやすくなる。
・男性は性欲が溜まっていると理性が乗っ取られてしまう。
・生理がくると感情がコントロールできなくなる。
・ストレスが溜まってると視野が狭くなる。
・恐いが多いと、変更に対してキレてしまう。 など。

要するに性格うんぬんではなく、大局的に「動物としてのヒト」として我々を見た時に共通するパターン、動きがあるよねという事です(たぶん)


これに関しては、以前から思うところがありました。


人はなぜ不倫をするのか。 SB新書 亀山早苗 

わたしは半年前から読書を(割とまじめに)初めて、だいたいこの半年で50冊以上はくらいは読んだかと思うんですけれど、この半年間でのBEST1です。

何故best1かというと、それまで「人類VS他の動物」っていう構図しか知らなかった自分に
「いろんな動物の中のうちの人間」
「人間様はエライ訳ではなく、あらゆる動物の中のひとつの種にすぎない」という考え方を与えてくれたからです。


この本はいろんな学問の先生が、各々の見地から「不倫について」論ずる本です。まぁ、どの先生も不倫ってしょうがなくね?って言っててウケます。

この中に「動物行動学」という学問が出てきます。
ひたすら「動物的には・・」という話し方をしていた記憶があります。

人間がというよりは、「数ある動物の中のひとつである人間の場合・・」というニュアンスでお話をしているイメージです。

詳細は忘れましたが、要するに他の動物でも優秀な遺伝子ほしさに夫を乗り換える事はよくあるので、ヒトだけが不倫を禁じられるのはおかしい。てか動物的に無理でしょ。みたいな文脈だった記憶があります。

(間違ってたらごめんなさい)


この本を読んだ直後はあまりピンとこなかったんですが、読んだ後からじわじわと感じるものがありました。
それから、一つ上の視点というか「人間という動物だから・・」という枕詞をつけて物事を見る事が多くなりました。


いじめをする。
地位や名誉を欲しがる
食欲・性欲・睡眠欲がある。
そのうち死んじゃう。
寿命がだいたい100年くらいある(適当)
環境に左右される。・・などなど。

人間内で個体差はあれど(それを強い弱いと言ったりしたりする)、元々そういう素養を持った生物なんだなって思うことが多くなりました。 そう考えると、多少楽に考えられるようになりました。


ショートコント、人間! って感覚です。

「どうせ誰でも心は病むんだから・・」
昔はこの言葉を聞いた時「いやいや、そんなんただの気休めでしょ。どうせ俺が弱いだけでしょ!?」 そう思いました。

でも「あー人間って心を病む生き物(そういう性質をもった生き物)」なんだな、って最近は思います。


この手の話は厳密に正しい、間違ってるって調べだすとキリが無いと思います。なので調べません。



ただ、こういう考え方もあるんだなーと思えて最近ちょっと楽しいです。
おしまい。

special Thanks
白紙せんせいえらい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?