魔改造の夜という番組がとても面白い。

最近たまたま見つけた番組なのだが、東芝とかソニーとかパナソニックとか、これまで一度はどこかでお世話になっているようなものを作っている企業で、モノづくりに携わるエンジニア達がお題となるモノ(トースターとか、キックスケーターとか、犬のおもちゃ)を、アホみたいに改造して、課題に挑戦するというもの。
※魔改造=リミッターを外して性能を爆上げさせること。

トースターを改造して焼きあがったパンを9mの高さまで跳ね上げさせたり(マジで飛んでた)、キックスケーターを自走させて25m綱渡りさせたり、もう企画自体がぶっ飛んでいる。

参加チーム(企業や大学)が現場でお題に沿った魔改造アイテムを披露するのだが、その際ほかのチームのメンバーが「あれ、どういう仕組みなんだろう」「まじか、あんなの作れるんか」みたいな感じで反応しているところがまた良い。ガチ感が伝わってきていい。ああいうの好き。俺もそういうのやっちゃうタイプです。

わたし、仕事は嫌いだけどこういう仕事ならやってみたかったなと思う。
こういう感じなら寝食を忘れて仕事に打ち込むだろうな。だって楽しそう。

また試技前には、開発期間である6週間の開発過程のストーリーをチーム別にドキュメンタリー風にまとめて放送してくれるのだが、これがまたとてもよくて。

これを見ていると

「ああ、モノづくりってこういう風にやるのか」
「こういう思考プロセスで目標へ近づいていくのだな」
「仮説検証ってこうやってやっていくんだ」
「実際、めっちゃ実験してめっちゃ失敗しているんだな・・」

など目標に至るまで各チームがどのようなプロセスを踏んでいるのかが事細かにわかるようになっている。

机上の空論だけではなくて、いかに手を動かすのが大事かが伝わる番組でもある気はする(そういう見方をすれば)

モノづくりっていう自分が割と好きな分野を刺激してくれて、とても嬉しい。それだけでも楽しいのです。

結局、過去分も見たくて、結局NHKオンデマンド(月額990円)を契約しましたとさ。

あと、どうでもいいけど番組中。SニーとかPナソニックとかT芝とか伏せる気のない伏字。めちゃくちゃウケる。



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