2023/7/7相場見通し

概観

7/6はADP雇用統計を受けて金利見通しから小規模な下落
下落前は楽観ムードが広まっていたが個人投資家の売りが出た感じ
大口は動いていないとの情報が流れている
ADP雇用統計はランダムナンバージェネレーターと呼ばれるほどに信頼感のない指数だが、事実として株価を動かす点に注目
つまり大局が上昇トレンドにおける「下がれば買い」大局が下落トレンドにおける「上がれば売り」のような状況では、小口が焦ってexitすることによるお得なセール日になる可能性があるということか

7/7は失業率非農業部門雇用者数(NFP)の公開
失業率は4%を超える場合にリセッション警戒ラインに入るため非常に重要か

チャートに使用するテクニカルと戦術

ポジ子20EMA,30EMA,21SMA,40EMA,200SMA,satochin cloud
週足以上の長期順張り戦術
基本的にログスケール

米10年国債利回り

月足では7月足実体が10,11月の実体を超えて確定したら金利が上がり続けそうなチャート
上昇トレンドの範疇

週足では大陽線を形成中
さらに逆三尊を作った上で三尊天井の右肩を否定しにかかっている状況
今週の実体の確定がこの調子だと金利が上がる状況に見えるチャート

日足レベルでも5末あたりから底固めをした上で上昇に入っている。
ちょうど3/2の高値にトライしているところ。
MAからは急激かつだいぶ離れているので平均回帰も期待されるが、このまま4.25%水準まで上げてもおかしくはないようなチャート形状に見える
ただし瞬間的に上げるようなチャートを作るなら、その後の急落も期待される

米2年国債利回り

6月の月足実体が2,3月の実体レジスタンスを明確に上抜けて確定してしまったので、これをダマシとして明確に否定するまでは金利は無限上昇目線
つまり逆相関の債券は買えない

逆イールドは改善に向かっているがいまだ日足レベルで下落トレンドの範疇
MA集合のラインに到達しているので、上にぶち抜け定着するかが重要であり改善が進んでも7月〜8月の上昇トレンド入りを確認するまでは信頼できない状態が続く

ドル円

日足・週足では上昇トレンド中、4時間以下では大幅下落中
4時間足レベルで始まった下落トレンドに対して144からショートを試すのはスキャルピングからデイトレ程度の超短期ならありかもしれないが、金利のチャートから金利上昇リスクが高いので単純に押し目で円安方向に向かう観測
日銀介入・YCC修正など仕組み的な大変革でチャートを破壊しなければ目線は上
世界の権力者が円建てで日本株を上げたいと考えている場合にも円安方向は都合がいい
首相がInvest in Kishidaと世界に発信しているほどなので、資産の大半を円で持つのはやはりリスクの高まりを感じる
Invest in Kishida=日本に投資してくれよ=日本に投資したくなるようにするよ=世界から見て日本を安くするよ=円安
と解釈

米国株SP500

株の恐怖と強欲指数
EXTREME GREED 79
https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed

かなり強欲になっているのでいつ週足規模で20MAまで下落してくるかわからない警戒状況
先週陽線が実体上抜けで確定し、今週陰線でダマシではないことを確認しに来ている
7/7中に反発できず実体で戻してしまった場合はダマシとして失望から週足規模の下落に警戒が必要
ただし日足以上では年足に至るまで上昇トレンド中であるため押し目ロングを待つ強気フェーズに変わりなし

日経平均

円建てでは狂ったように上がっていた日経平均もひと休憩
ドル建てでみると200週移動平均に到着
日足レベルではレンジに突入する可能性の高まりを感じるものの週足では上目線
ドル建て日経は月足でまだ上昇トレンド入りしているか怪しいところなので、ロングは月足レベルの下落orレンジ後の反発を見てから入るでも遅くなさそう

ドル建て日足は三尊天井感があるのでMA回帰後にひきつけてからなら7/4の高値を損切りラインにショートができそうではあるが、7/4の陰線が包んでないため下落の勢いはまだ弱く、ロスカット確率が高いためかなりひきつけてからのエントリが良さそうか

以下マニアック銘柄

マニアック銘柄は値動きが荒くクセが強い
リスクが高くかなり危険なので見れる人が少ないように有料記事化

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