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TreeDeFiのまとめと考察

個人的に好きなTreeDeFiについてまとめる。手数料を使った寄付による植林+DeFiのエコフレンドリー系仮想通貨とか。

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チャート

SEED: https://dex.guru/token/0x40b34cc972908060d6d527276e17c105d224559d-bsc

TREE: https://dex.guru/token/0xf0fcd737fce18f95621cc7841ebe0ea6efccf77e-bsc

Youtube(毎週更新している)

寄付の状況

プラットフォームステータス(ちゃんとシステムが動いているか稼働状況監視可能)

ロードマップ

Medium

ライトペーパー

Telegram: https://t.me/treedefi
Telegram Announcements: https://t.me/treedefi_ann
Twitter: https://twitter.com/treedefi
Stickers: https://t.me/addstickers/treedefistickers

特徴

よくあるパンケーキコピーのBSCのDEX。コピーの名残が所々に。。。

・Swap
・LP Mining(Farming)
・StakingPools

といった一般的なDeFiの機能のほかに

・Lottery(宝くじ)
・GreenWheel(ルーレット)
・King of The Forest(オークション)

といったマネーゲームもあり。遊べば遊ぶほどTREE・SEEDがBurnされ希少価値が上がっていく。

そして一番独特といえるのが手数料の一部を使った

・植林寄付(木を植える)
・NFTree(実物の木に裏付けされたデジタル証明書)

という機能。

また、

・Merchandise(オリジナルのTシャツやマグカップなどの商品)

も近々リリースされる予定。

そしてキャラクターがkawaiiのは外せない特徴。

IFO/IDOやLayerFarming,他のチェーンへの展開も予定されている。

Tokens

2つのトークンがある

・TREE
・SEED

TREE

コントラクトアドレス:0xf0Fcd737fcE18F95621CC7841EbE0eA6EFCCf77e

流通上限16,001枚の上限ありのいわゆるガバナンストークン(参考までにBTCの流通上限は2100万枚なのでもともと超少ない。最後の1枚が気になる。)

そのうち1万TREEが初期配布。内訳は下記の通り。

・Dev Team 15% (Locked for a total of 6 months)
・Marketing 15% (Plan to integrate a timelock, so users can check all the tx)
・Presale 70%(2021年3月24日)

6か月ロックされているか、その後どうなったかはこちらのアドレス参照。

Dev Wallet: 0xdB67A848e237E4855b1BE722b16b7eD956a7210d

BuyBack&Burn TREE

・SEEDやTREE以外のファーミング、ステーキング時にかかる3%デポジットフィーの1/3がB&Bに使用される。

・King of The Forestの掛け金の20%がBurnされる

SEED

コントラクトアドレス:0x40B34cC972908060D6d527276e17c105d224559d

1ブロックごとに0.15生成され、インフレ対策のために毎週2%ずつ減少していく流通上限なしのいわゆるリワードトークン

毎週の総鋳造トークン数をみると2%減少のデフレシステムが機能して現時点で50万SEEDくらいで横ばいに入ってきている。

100万トークンまでいくと無限鋳造トークンとはいえ強烈なデフレ状態になっているので鋳造速度は安定し、同時にAPYも安定する。

BuyBack&Burn SEED

・SEEDやTREE以外のファーミング、ステーキング時にかかる3%デポジットフィーの1/3がB&Bに使用される。TREEと同じ。

・GreenWheelでベットするSEEDのうち10%がBurnされる

・Lotteryのポットの20%がBurnされる

GreenWheel

SEEDをかけたルーレットゲーム

1倍~50倍まで自分が狙う割合でかけて回す。

掛け金の10%はBURNされ、90%がポットに行く。

当たればポットの報酬+掛け金を受け取れる。

Lottery

1日1回SEEDをかけてロト宝くじが引ける。

・4つあたればポットの50%
・3つあたればポットの20%
・2つあたればポットの10%

ここまでで総額の80%だが、ポットの残りの20%はBurnされる。

4つの数字がどんなロジックによって決まっているかはドキュメント参照(エンコード、ブロックハッシュ、タイムスタンプ、難易度から算出されるのでまず予測不可能)

一人も当たりの人がいない場合、20%は通常通りBurnされ80%はバイバックアドレスに送られる(=疑似Burn)。

BuyBackアドレス

BuyBack Wallet: 0x32232a427A70f8C9019156c12Da9B3c392e07c1D

バイバックアドレスは下記に記載がある通り、基本的には使用しない。予期しない状況における価格下落に対応するための1回限りの「レッドボタン」としてのラストチャンスセーフティシステムとして機能するもの。

記事執筆時点では57日前から動きなしなので今後も使われることはないと思いたいアドレス。

将来的な買い圧力(とはいえ執筆時点では7万ドル弱しか入っていない)であると同時にこのアドレスが売ってきたらプロジェクトの信頼性は0になり即抜けすべきアドレス。

King of The Forest

最後にデポジット(預入)した人が勝つオークションゲーム

初期値はTreasuryFundからTREEを出す。

・ゲーム開始後、最低価格以上のTREEをデポジット可能
・誰かがデポジットしたら20~120秒ランダムで延長
・最後にデポジットした人(つまり最高額入札者)がKingOfTheForestになって勝利

ゲーム終了後、ポットの20%はBurnされ80%が勝者に配布される。

ただし価格操作回避のためのハーベストガードにより即時解放可能なのは30%、残りの70%は7日間ロックされ順次開放。

Swap

0.2%の手数料のうち0.17%は流動性提供者に、0.03%はTreasuryに送られる。

0.03%の行先がPancakeTreasuryって書いてあるのが微妙(ApeSwapとかではApeSwapTreasuryって書かれる)

ドキュメントとかライトペーパーにはSwapFeeについて詳しく書かれてなかったがたぶんKing of The Forestとかで使われるTreasuryFundのこと。

Farms

LP Miningするプール

流動性ペアを入れてSEEDをマイニングするよくあるアレ

SEEDとTREE以外同士のペア(BNB-BUSDなど)は3%のデポジットフィーがかかる。

Staking

単体でUSDTやTREE、SEEDなどを預けてSEEDを稼ぐよくあるアレ

こちらもSEED・TREE以外は3%デポジットフィーがかかる。

Pools

SEEDやTREEを預けてREEFやADA、MATICなどパートナープロジェクトのトークンを稼ぐよくあるアレ

SEEDの自動複利のAutoSEEDあり(APY500%くらい)。

ハーベストガードによるアンチPUMP/DUMP

ハーベストガードという価格操作回避のためのアンチPUMP/DUMPシステムがファーム報酬に適用されている。

ファーミング(LPマイニング)の収穫時には100%の報酬を即時受け取りはできず、30%が即時解放、70%は7日間ロックされる。ただしこの70%は新規ブロック生成ごとに順次開放される。

もちろんLPトークン自体は即時引き出し可能。

NFTree

ERC-721標準で実世界の木のNFTを取得可能。

・名前・学名
・生年月日
・国
・出生地
・存在する緯度経度
・証明
・CO2の除去記録

環境への影響可視化としてのNFTと、いつの日か現地を訪れたときの感動を買う感じか。

植林

取引手数料の1/3を植林プロジェクトに使っている。

Donation Vault: 0x14f375Ba23F52a93CB768e80F0ECA123650C22D9

寄付ウォレットには執筆時点で5万ドル弱入っている。(過去最高額は2021/6/5にLTCでTreesForTheFutureに寄付した4500ドル)

仮想通貨を受け入れられる寄付先にはそのまま、仮想通貨を受け入れられない寄付先にはFIATに変換して寄付している。(どの通貨でどこに寄付されたかは下記参照)

寄付状況は毎週更新している。

寄付先の組織選定や次に植える木を選ぶのはガバナンスで実施されている。

Youtubeでは植林の様子を見ることもできる。

開発チームは7年仮想通貨市場に携わってきて、自然愛好家で構成されているらしくBTCコミュニティの環境意識の低さに嘆いているとか。

We will plant trees using trees.org's service and teamtrees. Our mission is to overtake Elon Musk who is on top of the leaderboard with a million trees planted. And then tweet him about us.

とのことで、ある程度信頼できる植林機関と組んでいるっぽい。

イーロンマスクの植林量を超えたときたぶんイーロン砲が来るはずで、そのとき爆発的な上昇期待ができなくもない。

teamtrees.orgではイーロンマスクが植えたのは2019年10月30日に100万本、ジャックドーシーは同日15万本、翌日20万本、MrBeastは2019年10月26日に10万本、翌日に10万2本と記載されている。

執筆時点でTreeDeFiが植えているのが30310本なので、イーロン越えはまだまだ先。

監査

SoteriaとTechRateはパス

burn addressがzero addressになっていない点が記載されている。

確かにコード上のburnアドレスはゼロアドレスではなくプライベートキーを紛失しているdEaD(デッドアドレス)の方になっている(他の多くのプロジェクトもこいつをburn先アドレスにしている)

https://twitter.com/search?q=0x000000000000000000000000000000000000dEaD&src=typed_query&f=live

なお、このアドレスが復活すると執筆時点で35億ドル以上が放出されうるが基本的にあり得ないので問題なしと判断する人が多い。

https://bscscan.com/address/0x000000000000000000000000000000000000dEaD

Certikは監査中

ユーザー保護と監査・セキュリティ意識は高く持つようにしているとのこと。

移行コードは削除されており、開発チームが掛けた資産と流動性プールは移行不可能になっている。


開発状況

チームは匿名で少数。

開発チームのウォレットには執筆時点で4万ドル程度入っている。

進捗は他のDeFiと比べてわかりやすく管理されている。

リリース後から定期的にコミットが続いているのが確認できる。

変なコミットが入っていないかは定期的にコミット履歴で見ればおk。

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最新コミットコードに木のアートがあった。エンジニアの遊び心。

まとめとメリデメと投資方針

いかがでしたでしょうか。

BSC初のエコフレンドリーなDeFiと謳うTreeDeFiの紹介でした。

投資を検討している人は「必ず」原文の英語を読んでから自己判断で実施しましょう。日本語情報は誤訳や日本語でなくとも2次流通情報はタイプミスなどによる情報歪曲の可能性があります。

ここから先は個人的な投資方針などになるので有料パートにしたいと思います。幸運を呼ぶラッキー7にしました。

ここまでの情報が役に立った人の寄付という形で貰えれば幸いです。

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