コロナ感染拡大防止と企業活動の両立のために考えること その4

前回記事から1カ月が経ち、新型コロナウィルスは再び感染拡大のフェーズに入ってきました。今回は前回と異なり、PCR等の検査数が増えていることも考慮に入れなければなりませんが、やはり長期戦は避けられないといったところでしょうか。

もう一度緊急事態宣言を出すことは、経済へのダメージが深刻なことから、考えにくいとみています。"Stay Home"によらずに感染拡大を防ぐことが必要であり、関係各所では様々な努力がなされていることと思います。

私は前回記事の後もグループ化して接触を制御する、コンタクトコントロールというアイデアをベースにbeacon(Bluetoothで位置情報を正確に取得するシステム)について検討を続け、
・beaconによる部屋/建物単位の位置情報取得
・感染発覚時の濃厚接触者の洗い出し
・ルールによるグループ化管理と、その裏付けとしてのbeacon活用
を実施すべく、動いてまいりました。
グループ化をルールにして徹底させることは通常は難しいですが、位置情報のログが取られているのであれば、beaconが抑止力として働くと考えています。

8月に入り、ようやくですが会社にbeaconの導入を決め、新型コロナウィルス対策も踏まえて運用を行ってみることにしました。
私自身、対策に自信を持っているわけではなく、
・過剰な対策である
 -マスクや消毒、飛沫拡大防止で基本的には十分である
 -そもそも感染が多い地域ではない
・感染発覚時に濃厚接触者(それが社員全員なら、全員)に対してPCR検査を行えば済む話ではある
 -大半の企業の対応は上記であろう
・理解を得られず不十分なグルーピングになってしまう
といった点を懸念しています。

それでも導入を決めたのは、
・インフラとして、施策の選択肢が多いことは今後必ず有効に働く
・IOT技術への入り口として、今後の企業活動に必ず役に立つ学びを残す
と考えたからです。

今後、運用を行っていく上で成功するかは分かりませんが、一個人、一企業として社会のためにできることを続けていきたいと思っています。

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