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子宮頸癌ワクチン9価の接種〜接種費用をめぐる苦悩

子宮頸癌ワクチンが再評価されているらしい。
HPV未感染者の感染予防効果だけでなく、感染者に対しても、発症予防効果があるということがメディアで報じられている。

私は今年、子宮頸癌ワクチン9価を接種した。
38歳既婚者で、パートナーは特定されているし、型は不明だが、一度、ハイリスク HPV陽性になったこともあるため、「必要ない」もしくは「意味ない」と、一般には言われる条件が揃っている。

子宮頸癌ワクチンを打つにあたっての悩みというのは、主に副作用のことであるようだが、私にとっては費用の問題に終始した。
安ければ全く悩まないで打つと断言できる。

9価のワクチンは保険適用がないこと、接種できる医療機関が限られていて残念ながら私の住む地域には皆無だった。

実際かかった費用は以下の通りだが、1回目の接種時は育休後半で、年収が半減していた私にとってはとても高くついた。

大人1人あたり
1回目 接種39,360円 旅行22,000円 1泊
2回目 接種29,541円 旅行20,000円 2泊
3回目 接種32,221円 旅行35,000円 2泊
合計  接種101,122円 旅行77,000円
接種+旅行 178,122円

夫婦で356,244円・・・。

それでも打つに至った理由は、これだ。
「子宮頸癌の最も軽い治療を受けるに際して、同額払ったら受けなくていいことになるなら払うか」

癌化した細胞を取り除くため、表面を焼灼するという措置が取られるという話を、「それは至極簡単な治療だ」というふうに私が相談した医師は答えたが、せずにすむならそれに越したことはないと私は考えた。

それに、HPV陽性がもたらす不安は予想以上に大きい。
それは子宮頸癌の発症を意味しないと医者はいうが、だから気にしないことには全くならなかったのが実情だ。

接種場所は神戸にした。
3回の神戸旅行を家族で存分に楽しんだのはいうまでもない。






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