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明日死ぬ君へ ごめん僕にはわからない

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2023年8月27日 15:01

拝啓

君へ

暑いですね。

この時期は、毎年自殺者が多くなるそうです。

実は私にも、死にたかった時期がありました。
自分が人とは違うこと。
自分の犯してしまった間違いのこと。
自分自身が何かわからないこと。
自分の性別が決まらない。
本当の自分を言葉にできない。
周囲の小さな言葉が自分を傷つける。
なんだかよくわからないものが体の中を渦巻いて、
それを全てチャラにしたくて
死にたいと思いました。

死んだら、責任から逃れられるのかな。

もしそうなら、死にたいな。

結局私は、今も生きています。

死にたかった経験はあるけど、本気で自殺を考えていたわけじゃかった。
だから、私はあなたによりそえるほどの人間ではありません。

本気で死にたいと思っているあなたに、「気持ちはわかるよ」なんて口が裂けても言えない。

それでも私は、死にたい君の居場所になりたいと思っています。無理に生きろって言うんじゃなくて、生きる君も死ぬ君も肯定してあげられるような場所にしたいと思っています。

「死にたい」と検索すればお悩み相談ダイヤルが真っ先に表示され、
「死にたい」と言えばその気持ちは否定され、
死にたい気持ちに共感するように見せかけたコンテンツは最終的に「生きろ」と言う。

みんな怖いんだと思います。あなたが死んで、それが自分の責任になることが。

でも私は「かけがえのないあなたの命」と「かけがえのないあなたの気持ち」を天秤にかけて、ものすごく痛いけれど、気持ちの方を取ります。

辛いまま生きるより、死んで楽になる方がいいというなら、それを尊重したい。

でももしあなたが生きる希望を棄てきっていないなら、あなたがまた「死にたい」と言うまで、全力で応援します。

これはあなたへの、私の覚悟の手紙です。
もしあなたが私のそばにいてくれるなら、少し待っていてください。いつか私は蝶になります。雨の夜を駆ける美しい花になります。
そしてその花を、あなたに贈ります。

最期に、明日君が、少しでも楽に死ねることを願って。

雨乃よるる

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もらったお金は雨乃よるるの事業費または自己投資に使われるかもしれないし食費に消えるかもしれない

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note ――つくる、つながる、とどける。

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