ひさしく

もうやめてしまったものの残骸の上を歩いている
残骸は何度も感電したように振動してもうどうしようもないのに、直しようもないのに地団駄を踏んでいる
それらを素足で踏みつけて、徹底的に踏みつけながら、私はどこかでこの子たちは可哀想だなと思っている
思っているだけだ。
ただ思いはそのまま重りで。しかしながら御守りにはならず。
それを馳せた先は遠い故郷だったりするわけで
私が壊した残骸たちの中にはきっとセカイ系のアニメの空の色が眠っている
おやすみ

もらったお金は雨乃よるるの事業費または自己投資に使われるかもしれないし食費に消えるかもしれない