第7回:反省をして名作を見ました

不定期開催のウォッチパーティ会、第6回までのラインナップがひどすぎる話は既にしたとおりなんですが、わたしにも人なみの心というものはあるので、多少の反省をして「名作を見よう!!!」ということで名作を見ました。

第7回:きっと、うまくいく。

ひとりで:★★★★★
みんなで:★★★★★

説明が凄く難しいんですが、過去と現在の時系列2つがある系の映画で、現在の状況を説明したら即回想シーンに入る感じです。つまり皆様一瞬でご理解いただけたことと思いますが、バーフバリ2です(そうかなあ)。

現在、ちゃんとした社会人になっている俺、ちゃんとした社会人になっている友達、意識高い系社会人になっているあいつ、の3人が、大学時代に俺と友達と三馬鹿をやっていたもうひとりの友達の行方を探す……という現代ラインと、三馬鹿をやっていた学生時代の過去ラインがあるんですが、現代ラインである程度その後の消息(死んでないとか手足がついてるとか)が分かっているので過去ラインでメチャクチャやります。見ながら乱れ飛んだコメントは「お前、現代で無事って分かってなかったら(この仕打ちは)許されねえからな!!!」でした。
「どんな映画?」と言われると、まずは以下のパラメータをお伝えしなくてはならないでしょう。
爆発:☆☆☆☆☆ なし
暴力:★☆☆☆☆ なしに等しい
人死:★☆☆☆☆ FOOOO!!!とアガらないタイプのやつがちょっとある

「爆発も暴力も人死も殆どないのに、面白いの?」と聞かれれば、YESです。科学は人を救うと思っている人、友情は不滅だと思っている人、反骨精神は報われると思っている人、バカ高専生がバカをしているのを見るのが好きな人、自分がバカ高専生やバカ理系大学生だった人、辺りには刺さると思います。

あと、映画を見る上では多分なくても困らない知識なんですが、インドのカースト(というかヴァルナとジャーティ)について、知ってたほうがより味わいに奥行きが出る情報をひとつお伝えしておきます。
ピラミッド構造のなんか4つくらい身分があるやつのことは社会だか公民だかで習って薄っすら覚えているんじゃないでしょうか。あれの運用は「職業選択の自由がない」という形で実装されます。つまり何かというと、たとえば「クリーニング屋の家に生まれたらクリーニング屋ルートしかない」ということです。
実はこれには抜け道があって、そういう宗教的な決まり事が決められた時代にそもそも存在しなかった職業に関しては、身分に関係なく誰でもなれるんですね。その代表格がエンジニアをはじめとする高度技術職です。
職業選択の自由がある現代日本においても、エンジニアの年収は割と高い方ですし、インドにおいても同じです。つまり、己の才覚で人生一発逆転を決める有効な方法のひとつが、エンジニアになるという道です。これを踏まえていると開始10分くらいでティッシュに手を伸ばすケースがあります(涙腺ガバガバ)。

インド映画で3時間と長いんですが、ちゃんとトイレ休憩できるタイミングが映画の方で用意されているので安心して皆様ウォッチパーティをしてください。一人で見てもいいよ!!!
あとあの、1時間半のクソ映画2本見るより3時間の名作一本見るほうが疲れました(個人差があります)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?