ランキングハックと流行感の演出

以下ただのポエムです。
ポエムなので殴り書きです。
(まともに考えてたら、blogの方にかきますわ。)

タイトルはちょっと扇動的だし、機能不全とまで言い切るほど強く断定できる論拠も持ってないですけどこの記事。

記事中の「既存のマーケティング上でのエコシステムのハッキング」のくだり。
真っ先に思いだした事はこれでした。

いわゆる「流行っている感」を出すために、ランキングの上位をハックするというのは実に有力な手段です。
流行っているものには人は集まります、特に、日本市場では。

アプリストアにおいてはダウンロードランキングの上位ハッキングが有用な手段として長らく用いられていたこともありました。
しかしそれらは、ランキング上位に入るためにユーザを購入するという不適切な手段を生み、(表向きは)排除された歴史も存在します。

次にハック先となったのは売上ランキングだったと記憶しています。
一定以上の規模感を持っているアプリは売上を出す施策のタイミングをコントロールし、一定の売上額面を予測し特定日に打ち込むことが可能です。
それを競合・上位常連のタイトルの売上施策の間隙にぶつけることで、上位を取り併せてアプリ内で記念キャンペーンを行うタイトルが現れ始めました。
これも如何に「流行っている感」を作れるかという手法の一つではあります。

しかし現行のiOSのAppStoreにおいて、売上ランキングは表示されません。
そのため、そういったプロモーション、アプリ内施策もめっきり減少しました。
アプリ市場が飽和して過熱感を失ったといわれる背後で、こういった形で市場の熱量の「演出」ができなくなったことも、市場の停滞感を促進しているのかもしれません。

さて、次は何がハックされるのでしょうね。

最後に。
アプリ、というよりそれに限らず何かサービスやIPを運用する立場としては、こういった「流行っているイメージの演出」に関しての是非に関してはとても言及しがたいです。
お客様に極力真摯であるべきという始点であればこういった小細工は否と考えることもできます。実際自分が一定コントロールが出来、それをやる立場になった場合はかなり逡巡もすることでしょう。
が、「流行っている感がない=お客様が離脱する=サービス継続が難しくなる」といった連鎖からサービスが終了に向かうことは、本当に有益に利用しているお客様に対しては最大限の不利益を与える事になるからです。それは、サービスを、事業を預かる身としては極力避けなければいけません。

どういった力加減で、どこに向いてそういう手法をとっているか。そんなことを考えながら今後もいろんな施策を見ていったり、たまには実施していきたいなと思います。

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