見出し画像

冬をサバイブする

僕は冬がめちゃくちゃ苦手である。
純粋に寒さがつらいというのもあるが、それにともなう気分の落ち込みがひどい。
いわゆる冬季うつの問題である。
今回は、僕のようなひ弱なタイプの人々に向けて、冬を乗り越えるノウハウを述べていきたい。
 

① 頑張らない

冬というのは「耐える」季節である。
多くの生物の活動が鈍くなる・冬眠する生物がいる、などのことから分かるように、いつも通りの活動ができなくなる季節なのである。
だから、冬というのは「頑張らなくてもいい」し、「何か結果を残す必要もない」。
むしろ、マイナスでOK。
とにかく、春まで生き延びることを最優先するべきなのである。
ここを勘違いしていると、自責感に駆られることになるのでまず最初に述べておきたかった。
(よく戦闘ゲームなどで「相手は力を溜めた!」と出るときがあるだろう。
こういうときは次のターンどうするのが正解か?
それは間違いなく「ガードをする」である。
むやみに頑張ろうとすることが、必ずしも正解だとは限らないのだ)
 

② 電気毛布に包まる

「寒い→つらい→絶望→死」である。
なので、とりあえず体は冷やさないようにしよう。
お金に余裕がある人はエアコンをガンガンでもいいのだが、ニートへのおすすめはやはり電気毛布である。
1時間で約2円! 安すぎる。
ただし、ずっと包まっていたり、温度設定強のまま寝落ちしたりすると、間違いなく具合が悪くなるので、その辺りのバランスや管理には気を付けてほしい。
 

③ 換気する・外の空気を吸う

個人的に冬でつらいのは「散歩ができない」ことである。
いや、正確にはできるのだが、「散歩で得られる楽しさ < 冬の寒さによるつらさ」になってしまうのだ。
僕はいつも散歩で生活サイクルを回しているので、正直これはかなり痛手である。
やれることといえば
【1】換気をする
【2】一瞬だけでも外の空気を吸う
【3】たまにはムリしてでも散歩する
ぐらいだ。
(余談:ちなみに、冬の乾燥は濡れたスポーツタオルをハンガーで干しておくとマシになる)
 

④ みかんを食べる

これは冬に限らずいつでも有効なライフハックなのだが、人間は定期的に生フルーツを食べた方がいい。
「いや、ビタミンサプリ飲んでますから」とか「100%ジュースや缶詰ならよく食べてるのだが?」とかではなくて、生フルーツを食わないとダメなのだ。
あのみずみずしさが本能的にメンタルにキく。
人間の視覚が三色になったのは、ビタミンを含むフルーツを見分けるため、という仮説もあるぐらいだ。
冬ならみかんが安い。
ホモ・サピならフルーツを食っておけ!
 

⑤ アッチい風呂に入る

かなりダイレクトで有効な方法が「アッチいシャワーを浴びる」である。
僕はぬるいシャワーやぬるい風呂が好きだ。
それでも、冬はアッチいシャワーを浴びて喝を入れなければならない。
具体的には41~42℃ぐらいである。
「うわ!アッチい!ヤケドする!(ゆうてビックリするだけでヤケドしない)」な温度感覚がベストだ。
どうしても落ち込みがひどいときや鬱っぽいときは、まずはアッチいシャワーを浴びよう。
また、銭湯に行くのもとても効果的である。
寒さから外出がキツいかもしれないが、アッチい風呂に入ると、気分が一気によくなる。
精神と肉体の関係は未だに謎が多いとされているが、やはり精神力だけで憂鬱さをなんとかしようとすることには限界がある。
メンタルが落ち込んでいるときは、どんどん肉体にアプローチをしてみよう。
 

⑥ 死なない

自殺の是非、これについて、僕は明確なコメントを下すことはできないが、冬に死ぬことだけは正しくないと思う。
なぜなら、それは冬季の影響で正常な判断ができていないからだ。
死を選択し、死を決行する。
その過程には、それぞれ個人の計り知れない熟考と葛藤があるのかもしれない。
そして、それはもはや部外者が口を挟めるようなものではないのだろう。
だが、冬に死ぬのは間違っている。
その決断は本当に純粋なものなのだろうか?
僕が死ぬのだったら、混じり気のない本心から死にたいものだ。
死ぬなら夏に死のう!
 
(おわり)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?