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ニートのヘアカタログ

※ 初めに断っておくと、僕は男なので、この記事はどうしても男性向けの記事になる。
とはいえ、エッセンス的には使える部分もあると思うので、女性の方もよかったら読んでみてほしい。

■ ニートの散髪事情

ニートのみなさん、散髪はどうしているだろうか?
「普通に床屋(美容院)で切って貰っているよ」
という人が多いかもしれないが、中には
・床屋(美容院)に行く金がない……
・床屋(美容院)に行くのがしんどい……
という人もいるのではないだろうか?
そういった人に向けて、今回は頭髪の処理方法を紹介していきたいと思う。
 

■ 床屋・美容院・1000円カット

まずは、基本として、「お金を払って切ってもらう場合」ついて確認してみよう。
床屋・美容院・1000円カット。
これらを「お金」「コミュニケーション」「仕上がり」という面から評価してみると、以下のようになるだろう。

① 床屋
お金:3500円前後
コミュ:必要
仕上がり:〇

② 美容院
お金:4000~6000円
コミュ:必要
仕上がり:〇~◎

③ 1000円カット
お金:1300円
コミュ:不要
仕上がり:×~〇
 
まず、床屋・美容院は仕上がりはいいかもしれないが
「普段何されているんですか~?」
というニート殺しのデス・コミュニケーションを高い確率で経験することになる。
ここで「あはは~僕ニートなんですよ~(笑)」と返せるコミュ力があればいいが、そうでない人も多くいるだろう。
更に、カットに数千円かかるのも痛い。
お金に余裕があるニートならそれでいいかもしれないが、これまた一般的には厳しいはずだ。
 
そこで、登場するのが1000円カットである。
1000円カットなら、「コミュニケーション不要(最初に髪型伝えるだけ)」「1000円ちょいで済む」という、先ほどのデメリットを見事解消している。
しかし、その一方で、「担当者を指名できない」「仕上がりがどうなるか分からない」「平均的にクオリティは低い」というデメリットがある。
「評判ほどひどくない」……と聞くが、その一方で「ひどいパターン」もネットで検索すれば、よく見ることができる。
(まあ、1000円なので、あまり文句を言うべきではないことは分かっているが)
 
床屋美容院 or 1000円カット、どちらを選んでも悩みはあるものだ。
 

■ セルフカットという選択肢

では、「金を払いたくない」「他人と喋りたくない」と言うのなら、それはもう自分で切るしかない。
すなわち、セルフカットである。
以下では、そのヘアカタログを紹介していこう。
 

① ボウズ・スキンヘッド
坊主、またはスキンヘッド。
2500年の歴史がある、悟り系ニート御用達のヘアスタイルである。
カットも簡単だ。バリカンを当てて、ヴィーンとするだけ。
スキンヘッドにしたい人は、さらにそこから剃刀で剃ればいい。
問題は、「ヘンなひと」「普通ではない」と思われること。
(特に、スキンヘッドは「僧侶」or「ヤクザ」なイメージだ)
また、バイトや就職の面接でも、厳しい思いをするだろう。
さらに、「こまめに刈らないといけないので意外とめんどくさい」「伸びかけになると、引退した中三の野球部みたいになってダサい」というデメリットもある。


② ロン毛
ボウズと対を成す、反社会(アウトロー)ヘアといえば、ロン毛である。
ヒッピースタイルと呼んでもいい。
こちらは、基本的に梳いて髪型を整えればいいだけなので、やることは少ない。
また、バリカンも不要である。
とはいえ、やはり良いことばかりではなく
① 「ヘンなひと」扱い(普通の労働は面接から厳しい)
② 髪を乾かしたり、手入れするのが大変
③ ベタベタ不潔になりがち
といったデメリットも存在する。

ボウズとロン毛で共通して言えるのは、「これから普通に就職しようと思っている」「なにかお小遣い稼ぎにバイトをやりたい」という人には向かないということだ。
逆に言えば、「ニート道を究めていく」「貯金があるのでしばらくニートするつもりだ」「髪型自由な在宅業務をしている」「カルチャー系で髪型自由のバイトをする(している)」なら、大いに「アリ」な選択肢かもしれない。
 

■ ボウズとロン毛のいいとこどり?

そんな感じで「ボウズ」と「ロン毛」を二大社会不適合者ヘアーとして挙げてみたが、ここで第三の選択肢として、紹介してみたいのが、「ツーブロマッシュ~マンバンもどき」といういいとこどりヘアーである。
僕はこれを3年間ぐらい続けている。
どういうことかというと
 
① ツーブロマッシュにする
② 「ハサミで梳く」「バリカンでツーブロやりなおし」を1か月に1回ぐらいやる
③ 半年ちょいぐらいで、マンバンもどきになるので、バッサリ切って、ツーブロマッシュに戻す →最初に戻る

といったサイクルを行っている。
これならば
・側面は刈られているので、ボウズのスッキリ感が味わえる
・ロン毛ほど長くないので、手入れも楽
・社会的にも別に「ヘンなひと」扱いされない
というメリットがある。
とはいえ、いきなり自分でツーブロックにするのは勇気がいるので、一度ちゃんとした美容院でツーブロにしてもらい、それをセルフバリカンのときになぞる、という手法がおすすめだ。
 

■ セルフカット全体のデメリット

といった具合でセルフカットを紹介してきたが、全般的にいろいろなデメリットもある。

・カット用品(梳きハサミ・バリカン・三面鏡など)を揃えるのに、初期費用がかかる
・切った髪の片付けが大変
・「事故る」可能性がある
 
などなど。
しかし、個人的にはDIY的な営みが好きだったり、上手く切れたりすると満足感が味わえるので、セルフカットにハマっている。
 

■ まとめ

まとめれば、選択肢は以下になるだろう。
 
① 美容院・床屋
・お金に余裕がある人
・コミュ力に自信がある人
・いきつけの店があって気楽な人
 
② 1000円カット
・節約したい人
・ちょっとぐらい失敗してもいい人
・セルフカットはしたくないが、他人となるべく話したくない人
(ちなみに、丸刈りボウズなら500円でやってくれる店もあるらしい)
 
③ セルフカット:ボウズ
・とにかく頭をスッキリさせたい人
・悟りたい人
・求道者として生きていく人
 
④ セルフカット:ロン毛
・love & peaceな人
・ロン毛を「(社会的に・手入れ的に)やりきれる自信」がある人
 
⑤ セルフカット:ツーブロ
・無難にやっていきたい人
・自分で何かやるのが好きな人
 
こんなところだろうか。
あとは、自分の好み・初期費用の問題・手間を許容できるか?などに依るだろう。
あなただけのヘアーメンテナンス法を上手く見つけてほしい。
 
それでは、良きニーティング・ライフを。
 


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