初めて触れる身延町の魅力
1、はじめに
私たちは2023年6月4日に身延町でフィールドワークを行いました。このフィールドワークの目的は、「身延町という地域を知る」です。私自身、身延町という町についてあまり知らず、行った経験もほとんどありませんでした。そこで、地形や水系、施設などから地域的特色を探っていくことにしました。このエッセイでは、このフィールドワークで学んだこと、気づいたことなどをまとめていきます。
2、フィールドワークの手順
今回のフィールドワークの移動手段として、車を使いました。そのため、訪問先に行く途中で、美味しそうなトウモロコシを売っているところや、先日の豪雨の影響で少し水量が増えている富士川などに着目することで地域の構造や特色などを捉えることができました。フィールドワークは、西島和紙の里、セルバ、山梨県富士クラフトパーク、カフェZENCHOU、身延山久遠寺、しょうにん通り、しもべ温泉郷、本栖高校(旧下部小、中学校)、まるいち食堂、一色ホタルの里の順で行いました。
3、印象的だった場所①
フィールドワークでは、様々な場所を訪問しましたが、その中で気になった場所が山梨県富士川クラフトパークです。車を降りてすぐのところに、広大な芝生の広場があり、親子連れが多い印象でした。ここには、山の形をした大きなトランポリンがあり、大勢の子どもたちが楽しそうに遊んでいました。また、奥に進んでいくとカヌー体験をする場所や草木で作られた迷路、水遊び場などがありました。他にも、子どもたちの夢を叶えてあげようとクラフトパーク各所に桜を植えるプロジェクトもあることを知りました。このように町内に大きな公園があることによって、子どもたちが外で遊ぶ機会を作り、親にとっても子育てをしやすい素晴らしい環境になっているのだなと感じました。
4、印象的だった場所②
もう一つの気になった場所は、一色ホタルの里です。私の地元でも見ることのできる数は幼少期と比べて激減したホタルでしたが、この場所では多くのホタルを見ることができました。駐車場の場所では、案内をしている方が、ホタルの観測情報などを教えてくれました。早めに一色ホタルの里に到着したため、辺りを散策しながら観測スポットに向かいました。そこでは、ホタルについての説明が書いてある看板やもくもくと生い茂る草木がありました。辺りが徐々に暗くなってくると、少しずつホタルが光を灯し始め、真っ暗になる頃にはたくさんのホタルが光りながら飛び回っていました。ホタルを見に来た人も増え始め、童謡の「ほたるこい」を小さな子どもが歌っている姿も見られました。ホタルだけではなく、カエルの鳴き声も聞こえてきたので、夏の訪れを感じることができました。また、たくさんのホタルを見ることができましたが、その背景にあるのは、自然環境保護を積極的に行っている行政や住民の努力があるのだなと感じました。
5、まとめ
今回のフィールドワークを通して、身延町は魅力的な場所であり、何よりも環境整備を積極的に行っているなという印象を持ちました。身延町で育っていく子どもたちやその保護者たちのために生活しやすい環境が整っていたり、ホタルという身延町の魅力を今後も魅力であり続けるために、地域が一体となって盛り上げていこうという意識が高かったりと、様々な面において、身延町は魅力的な町であると今回のフィールドワークを通して感じました。
(担当:柳沢)
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