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初めての身延町フィールドワーク

1はじめに

 2023年6月9日に身延町でのフィールドワークを行いました。今年度のゼミが始まってから初めてのFWで、今回は身延町について知ることを目的としてFWを行いました。自分は大学への進学を機に山梨県に越してきたので、甲府市以外の市町村についてはほとんど何も知りませんでした。FWを行うまでの事前準備として、ゼミで本を読むことや、身延町の特徴について水系や歴史、観光施設などについて調べ、当日を迎えました。

2身延へ

 当日は、車で身延町内の主要な施設を訪れました。一つの施設に長時間を割くのではなく、多くの施設を訪問する形でFWが行われました。
FWが始まり、最初に抱いた印象は、自然に囲まれた町だということでした。町内を車で走る中で見た景色や身延山久遠寺のロープウェイから見下ろした町は、両脇を山に挟まれ、川に沿って町ができているということが分かりました。事前に知っていた情報も含めて、川や山などの自然と身延町との関わりについて、さらに興味が湧きました。

3「ゆるキャン△」の存在感

 そして、いくつかの施設を訪問する中で特に印象に残ったのは、身延町における「ゆるキャン△」の期待度や重要度のようなものです。作品内に登場する「本栖高校」のモデルとなっている旧下部小学校・中学校後にはキャラクターのパネルが置いてあり、その周辺の常幸院の駐車場を無料で開放し、聖地として訪れやすいような環境が整っていました。また、作品に直接登場したわけではなくとも身延町内の訪れたほとんどの施設には「ゆるキャン△」の特設コーナーや看板がありました。そして、「ゆるキャン△」の影響で「道の駅しもべ」にはキャンプ場が新設されるなど、「ゆるキャン△」が身延町の自然がより生かすような形で影響しているように感じました。そして、観光資源として、町全体が「ゆるキャン△」を押し出していこうとしているということが分かりました。


4自然を守る身延町

 もう一つは、FWの最後に訪れた「一色ホタルの里」です。ここでは多くのホタルを見ることがでました。これらのホタルは何の努力もなくそこに生息しているわけではありません。美しい自然が保たれ、街灯を設置しないこと、そしてホタルを見に来た人々の誘導など、町民の方々の多大な努力が見て取れました。その努力は、ホタルに限って影響しているものではなく川が美しく保たれることや姿は見えませんでしたがカエルの鳴き声など、ホタルの保護だけでなく、それに付随してそれ以外の様々な自然の生き物や景観を守っているのだと強く感じられました。自分の地元にもホタルは生息していますが、ホタルを保護しようというような取り組みは聞いたことがありません。身延町の町民の方々のように、自然を保護し次世代に景観を継承していくような取り組みの重要性とその意識を強く感じました。

5まとめ

 FWを通して「ゆるキャン△」の聖地という形で作品に登場した場所はもちろんのこと、町全体で聖地としての観光を盛り上げようとしていることと、身延町と自然との近さを感じそれを守ろうとする町民の方々の努力を強く感じることができました。(担当 野田)


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