40にして、生まれて初めて旗を立てる。
2年前の38歳のときに、僕はフリーランスになった。
所帯持ちでもなく会社で出世街道に乗っていたわけでもないので、あまり躊躇することなくその道に飛び乗った。
それからさまざまな経験を経て刺激を受けて、やりたくないことや自分をドライブさせていることが明確になってきた。
正確に述べると、目をつぶってきたものに対して目をこらしてみた。
「おとなになれ」「いい歳なんだから」ーー自分にかかっている呪いを剥ぎ取ってみた。すると見えてきたことが2つある。
1つは「この歳でも、まだモテたいと思っている」という事実。
もう1つは「まんがを仕事にできないか」という、若い頃にくすぶらせたまま捨ててきた夢のかけら。
まんがもモテも、詳細に書き始めると長い話になるので、ここでは一気に話をまくってどんな「旗を立てる」のかについて具体的な結論だけを述べる。
新しい文化を、まんがで作る。
その力によって、モテる。
どうしてこの結論に達したのかは省略するが、新しい文化とは
「男も料理する。それが当たり前になる世の中」のことである。
女性の悩みに耳を傾けると「家事をもっと分担してほしいけど、せめて旦那が料理をしてくれるだけでもいい」と口にする既婚女性は多い。男がもっと料理をする世の中を作れば女性の悩みを解決でき、結果、私はモテる。男の長時間労働問題をどうするのかという課題は残されるが、それはそれ。
また、男は料理に向いていると思う。道具に凝りだせば料理道具の沼が待っているし、ハマっている男も現にいる。特に包丁という危険なツールは、男が内に秘める攻撃的な本能を刺激する。
料理以外の掃除や洗濯などの家事はなるべく機械化すべきだと思う。だが料理だけは違うと考える。コミュニケーションツールになりうるし、栄養が体を作るので料理は人生のプロフィットセンターに成り得る。良好な人生を維持するためにも、男女限らずマスターしておくべきことだと僕は考える。
では具体的にどうやってまんがでその文化を醸成していくのか。
それは僕のまんが連載と、サイトの行く末を一緒に見守ってほしい。
まんが「ただ包丁が握りたいだけ。」https://www.instagram.com/mesi_nyanco/
サイトの方はまだドメイン名を考え中です。
よし、旗は立てたぞ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?