見出し画像

ミクの日イベントで改めて感じた、kiite cafeの一体感についての雑記

どうも、よよよっぴです。kiite cafeで先日ミクの日の特別イベントが開催されましたが、皆さんは参加しましたか?

私はPCで参加したのですが、人がいすぎて接続者数が見れなくなったり、ついには誰もいなくなったりとバグ満載でしたが、

バグり散らかした様子。なお流れていた曲は「バグ」というもはや運命的セトリ。


ちょ~~楽しかったです!!!!!

なんとkiite cafe史上最多同時接続となる754人の来店。754人で特定の激やば曲を聴く、というなんともエモーショナルでアツい体験が出来ました!

振り返りプレイリストも公開されているので是非ともチェッキー!

皆で同じ曲を聴く、ということ

みんな初音ミクが好きだからこその臨場感

既に少し触れていますが、こうやって沢山の人と、しかもみんな大なり小なり初音ミクが好きな人と一緒に聴いて一緒に盛り上がることができるのは、まさにライブやコンサートに近いような感覚を得ることが出来ます。

みんな「あああああああああああああ」みたいな発狂をしていますが、その一人一人に愛があってこその発狂です。みんな初音ミクが好きなんです。そんな人たちと曲を聴いて、高揚した気持ちを共有するからこその臨場感がここにはあります。ここには初音ミクの味方しかいない。

こういう一体感のある文化はニコニコ動画のコメントが流れるシステムにも通ずる何かがあって、ボカロ文化として物凄くマッチしてる気がするんですよね。みんなでkiite cafeを作っている感じがあって、とても好きです。

今回は、このライブのような一体感を形成するkiite cafeないしニコニコ動画を、ライブとしてのフロー経験の観点から殴り書きしていこうかな~と思います。学者じゃないしなんなら高校生なのでお手柔らかに。

kiite cafeの臨場感はどこから?

フロー経験て何?

フローとは、「全人的に行為に没入している時に人が感じる包括的感覚」その経験が「フロー経験」を指すらしいです。急に話が難しくなりましたが、ライブってめっちゃ時間過ぎるの早いよね~みたいな感じに解釈しています。

もともとチクセントミハイさんという心理学者が、「金銭的な報酬や周囲からの称賛など、外発的に報いられることのない さまざまな異なった活動から引き出されてくる、内発的報酬とは何かということに焦点をあて ること」により生み出された「フロー理論」というのがあります。

また、余暇におけるフロー体験は「能動的に”楽しさ”を享受すること」が肝心らしいです。たとえばレジャー観光する、とか、たまにやると楽しいですよね。でもテレビで惰性の時間を過ごしちゃうとかは、「受動的」。よくやっちゃう。

まあ「人間は受動的な余暇を過ごす傾向がある」らしいので、なかなかフロー体験を得るのってムズいんだなって思います。特に最近はtwitterとかもあるしね。

因みにチクセントミハイさんはレジャー観光みたいな能動的な余暇で得ることを「楽しさ」、テレビみたいなことを「快楽」と呼んでいると解釈しています。

ライブにおけるフロー経験について

既に研究した先例が結構あります。例えば、「芸道におけるフロー体験」(迫俊道著)においてその場にいる人の相互作用でフロー経験が生まれる可能性が指摘されました。

フロー体験は「能動的」が肝心と書きましたが、それがライブにおいて生まれている可能性が指摘されている、ということです。

正直今のライブって円盤が結構ありますし、コスト面で考えたら圧倒的にそっちのほうが楽です。でもマジミラに行く人は大勢いますし、全通もいますし、そもそもライブエンターテイメント自体コロナ以前はどんどん盛り上がってました。

じゃあライブに能動的に行かせたくなる理由って何だろうって考えた時、私は「非日常性」を挙げます。
私は田舎者なのでライブを行くにも普段行かない場所に行くことになりますし、ライブはパフォーマンスの為に音源が変わったりして。そういうところも音源と比べ非日常だな、って思います。

「ライブにおける非日常性とその特質に関する考察」(戸谷 慧)によると、ライブにおける『「煽り」「盛り上がり」「熱気」といった要素は、興奮や忘我状態等の心理作用を引き起こし、非日常性を高めたり感受しやすくしたりする』らしいです。

因みに「フロー」を「忘我状態」と言う事もあるみたいです。学術的な話って難しいな、大学不安。

kiite cafeイベントにフロー効果が生まれている可能性

ミクの日イベ、物凄く盛り上がってて楽しかった~。時間めっちゃ早く感じませんでしたか?少なくとも私は10分くらいには感じました。めっちゃページ重かったけど、みんな愛が溢れてるんだな~って勝手に感激してました。

さて、メインの話になります。ギザさんがイベントの宣伝ツイートするときに「ライブ」という言葉をよく見る気がして、こんな難しい記事を書き始めました。

実際、ライブ感覚どころかもろライブです。ペンライト機能も搭載されているので余計ライブです。kiite cafeから生まれるこのライブ感、もしかして「フロー」に該当しませんか?という話です。

先程、『「煽り」「盛り上がり」「熱気」といった要素は、興奮や忘我状態等の心理作用を引き起こす』という話がありましたね。盛り上がりや熱気ならもう物凄いことになっていて、セトリも煽りどころの騒ぎではない。

ミクの日イベント開催直前の様子。

こういう風に、熱気や盛り上がりが言葉やお気に入りの数を通して視覚的に伝わるシステムになっています。これめっちゃ壮観ですよね、東京ドームでペンライトの海見た感触と似てます。重たくなりますけど。

この視覚的に熱気が伝わるシステムだからこそ興奮状態が伝播しやすく、私自身も「フロー」になっていくんじゃないかな~と思ってます。まあ勝手にですが。

余暇におけるフロー経験は、日常生活においての「楽しさ」の経験を意味し、能動的な側面があります。簡単な会員登録をして、kiite cafeのイベントを能動的に体験することにより、ライブのような「フロー」を引き出し、「楽しさ」の経験を得ることが出来ると考えています。

おわりに

結局ただのkiite cafeステマと化してしまいましたが、本当にいいサービスです。みんなでボーカロイドで盛り上がれるって最高です。いい時代だな、と思います。

ボカロ初心者で不安だよ、という方はまずイベントに参加してみてください。最初は熱量に驚くかもしれませんが、自身の「好き」が肯定されていくと同時に、ライブのような高揚感をボカロが好きな人たちと一緒に味わうことが出来るでしょう。

直近であれば、「ボカコレ」の前夜祭イベントがあります。2020冬~2022秋までのボカコレ投稿曲のユーザーリクエストを元にしたイベントです。「ボカコレの曲分かるよ!」という人は是非来てみてください。

あ、使い方などの詳細はギザさんのnoteが分かりやすいのでそちらを参照してください。私も初心者の時はとても参考にしていました。

では、ここまで読んでいただきありがとうございました!良きボカロライフを、良きkiite cafeライフを。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?