日記の師匠

私は5年日記を書いている。
2023年の1月中旬に買ったもの。

そして私は何においても三日坊主なので、日記は書いてないページばかりだ。
思い出したときに、カメラロールや手帳を頼りにこの日は何をした、どこへ行ったというのをまとめて書くことが多い。

そんな人がなぜ5年日記なんて買うんだと思われるかもしれないが、私には日記の師匠がいる。
私の父である。
父は私が物心ついたときからずっと絵を描くのが好きで、私が小学生くらいの頃から絵日記を書き続けている。油性ペンで描いた絵に水彩絵の具で色をつけ、そのまわりに文字でその日の記録を残している。
毎日書いているわけではなく、書きたいときに書きたいだけ書くというスタイルだ。
父が絵日記を書き始めたころ小学生だった私は今年で26歳なので、かれこれ16年くらいは書いていることになる。

もちろん素人なので絵がものすごく上手いかと言われるとそうではない。風景画や建築物などはさらっとそれっぽく書き上げるが、人物の絵は苦手で、絵の横に人物名を書いて無理やり完成させている。
でも、何年も続けているから、絵を書き上げるスピードも早いし、文章も読んでいて面白い。
今でも実家に帰るとたまに古いものを読み直したりする。
家族旅行に行ったことや、日々の大したことないことも、日記に残っているとうれしくなる。

先日海外旅行に行ったときに日本では見られない美しい建物や風景をたくさん見た。
そのときにふと父の絵日記を思い出した。今日見た景色を父ならホテルに帰ったあと、すぐ絵日記に書くんだろうな。と思った。
旅行の思い出は写真やお土産、ポストカードなどで振り返ることができるけど、絵日記で振り返ることができたらもっと素敵だ。

そんな父に憧れて、とりあえず5年日記を最近はこまめに書いている。毎日書いていると限られたスペースだと少し物足りなくなってくる。

最近読書も再開したので、読書記録も兼ねて別の日記を何かノートに書いてはじめてみようかと思う。絵を書くかはまだわからない。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?