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ランジャタイ、ついに夢舞台へ

私の中での大事件。12月2日。



2021年12月19日、M-1グランプリが開催された。

そのファイナリストに私の推しであるランジャタイが名を連ねた。

12月2日の決勝進出者発表の日、私は全く期待もせず彼らの敗者復活での漫才を楽しみにしていた。本当に失礼だ。

しかし、「3033番、ランジャタイ」の言葉と喜びを噛み締める姿に目を疑った。何度も何度もカッスカスの声で絶叫した。ほとんど声は出ていなかった。

ずっと信じられなかった。まさかあのスタイルを貫いたままでファイナリストになるとは。思っていた以上に早かった。来年がラストイヤーなので早くはないのだが、そう感じた。

YouTubeで「今月(の給料)は、5900円です!」とにこやかに言っていたあの2人が、給付金でどうにか生き延びていたあの2人が、決勝に行くことに本当に驚いた。

安心感のありすぎる司会の川島さんとやりとりする姿を見ても、「コントかな?」と思っていた。

でも、当日に近づくにつれて現実味を帯びてきて、何ならファイナルに残って両手をグッと握って優勝を祈り続ける伊藤ちゃんと、スッとした表情で前を見据える国ちゃんの姿が想像できちゃうくらい。

11月の末に金属バットとランジャタイのライブを見に行き、「二組の敗者復活のネタ見るの楽しみだな〜国民最低を超す名言飛び出るかな〜」と思っていた自分を少しはたきたい。

そして、その時のライブでのM-1準決勝直前のトークを思い出し、少ししんみりした。

準決勝直前のライブ、「P.S.元気です、隼平」

p.s.元気です

金属バットとランジャタイの二組の準決勝進出の知らせを聞いたのと、「年越す前に国ちゃんの俊敏な動きを生で見たい!」と思ったのをきっかけにライブのチケットを取った。

二組が漫才を終えた後、丸椅子が4つ横に並べられトークが始まった。そして自然とM-1についての話に移っていった。

M-1準決勝のチケットは相当な争奪戦らしい。漫才をする本人たちももちろん知っているようで、国ちゃんがその激しさをナウシカの何かのシーンに例えていた。(ナウシカにあまり詳しくないもので忘れてしまいました!汗)

会場である東京のニューピアホールはめちゃくちゃ横に広く、やりづらいらしい。しかも審査員席は端の方におり、見せ方が難しい。去年のランジャタイの決勝進出できなかった原因は、「一方向のお客さんに向けて漫才をしてたので審査員からは全く見えなかったから」だと国ちゃんは笑顔で言っていた。

今年は全方向に向けてできるように、ジャニーズがライブでよくやっているフライングをしながら漫才をする予定を掲げていた。

そして友保さんといえば、準決勝当日にどん兵衛を大量に詰め込むためのお手製の行商の箱的なものを持参することで有名。しかし、本人曰く今年は作っていないらしい。本気で決勝に進むことを目指してるからなのか、それともただめんどくさいからなのか。私は前者かなと思った。

国崎「決勝行ったら4人でせり上がりたいね!」

国崎「控室のときに4人とも友保の格好して待機したいね」

そして決勝進出という夢を語りながら、あの空気では絶対にやってはいけないことをずっと言い合ってケラケラ笑っていた。

金属バットは「漫才を延々やり続け、他の人の漫才中も漫才をし続ける。そして優勝してもまだ漫才を続ける。」という計画も上げられていた。他の芸人の漫才中はワイプの中で漫才をするらしい。

「いや、そんなことしたらまず優勝はないよ」と心の中でツッコミ、あの芸人の夢の地でもふざけ倒そうとする姿にまた惚れなおした。

決勝の煌びやかなステージに二組が立つことを少し夢見て、なおかつ「二組の敗者復活楽しみだな」と思いつつ、そのライブは終わった。

決勝当日は最終的に、金属バットが敗者復活で2位。ランジャタイは決勝で10位と最下位だった。この結果にも、漫才も、それ以外の平場でも、たくさん言いたいことがあるし、たくさん感動させられた。このnoteではいったん終わりにし、12月19日の話はまた新たに書こうと思います。

いや〜本当によかった。一生忘れられないと思う。まだ余韻がすごくて動けない。とりあえず泣いたことだけ伝えときます!


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