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立浪竜4年ぶり6連勝!!しかし7連勝とはならず昨年王者阪神に意地を見せられる。そして連勝中の懸念でもあったリリーフ登板過多にこれからどうする!?

4/12 中2-2神 △
4/13 中5-2神 ○
4/14 中1-2神 ●


~試合結果~
4/12 中2-2神 △

先発は柳裕也投手。打線は4回裏、阪神先発中日キラー青柳晃洋投手から田中幹也選手の2ベースヒット、高橋周平選手のヒットから中田翔選手の内野ゴロの間に得点しドラゴンズ先制!!

さらに柳裕也投手も阪神打線相手に磐石のピッチングで巧みに打ち取り、あれよあれよとテンポよく抑え続け、なんと7回無失点と圧巻のピッチング!!

そして7回裏には中田翔選手、細川成也選手の連打から村松開人選手がタイムリーを放ち流れは完全にドラゴンズのものへ!!

これが今のドラゴンズの勢いなのか、最早ドラゴンズを止められるチームはいるのか!?
8回表からは磐石の必勝リレー、更なる覚醒を果たした竜のセットアッパー勝野昌慶投手が登板しましたが、ここからまさかの悪夢が…

1死走者なしから代打糸原健斗選手に不可解な判定もありながらも12球粘られた末に四球を許すと、続く木浪聖也選手にヒットを浴び1死1、2塁のピンチに

続く代打ノイジー選手をレフトフライに打ち取りましたが、走者の進塁をそれぞれ許し2死2、3塁と一打出れば同点という大ピンチに続くは虎の切り込み隊長てあり得点圏の鬼である近本光司選手

なんとか2ストライクと追い込みましたが、投じた6球目を上手く打たれ打球は無情にも一二塁間を抜けてしまい失点…

かと思われた瞬間、セカンド田中幹也選手がまさかの捕球!!外野には抜かせない超ファインプレーを見せ見事無失点に!!

と、思った瞬間、なんと田中幹也選手の一塁送球が逸れてしまいベースカバーに入った勝野昌慶投手が捕球できず、三塁走者が生還し、さらに二塁走者も生還してしまい、ドラゴンズまさかまさかの同点を許してしまいました…

その後は勝野昌慶投手は降板となり、後続を斎藤綱記投手が抑えると、8回裏、ルーキー桐敷こと3年目の桐敷拓馬投手から高橋周平選手の2ベースヒットと中田翔選手の申告敬遠から2死1、2塁の大チャンスを作り、続くは代打の切り札中島宏之選手!!

全てのドラゴンズファンは勝ち越しを期待しましたが、無情にも三球三振で無得点となりました…

そして9回表をライデル・マルティネス投手が抑えるも、9回裏が無得点に終わり、試合は今シーズン3度目の延長戦に

延長10回表を清水達也投手が1死2塁のピンチを作りましたが無失点に抑えるも、延長10回裏、1番から始まる好打順に対し阪神ベンチはなんと虎のクローザーであり絶対的中日キラー岩崎優投手を起用すると、岡田采配ズバリと言わんばかりに案の定無得点となりました。

そして延長11回表を梅野雄吾投手が無失点に抑えると、延長11回裏、阪神リリーフ加治屋蓮投手から中田翔選手の内野安打と相手のミスから無死2塁のチャンスを作り、代打木下拓哉選手が犠打を決め1死3塁と絶好の大チャンスに続く上林誠知選手!!

外野に飛ばせば犠牲フライでサヨナラという展開、さらに相手はソフトバンク時代での同僚である加治屋蓮投手。戦力外からの復活にこれ以上にない最高の見せ場となるはずでしたが、結果はまさかのサードゴロとなり、三塁走者代走カリステ選手が本塁アウトで無得点に終わりました…

延長12回表を下剋上ストッパー松山晋也投手が1死2塁というピンチを作るも2者連続奪三振で無失点に抑えましたが、延長12回裏も無得点に終わり、ドラゴンズ延長12回の死闘を引き分けに終わりました。

4/13 中5-2神 ○

先発はメヒア投手。中5日での登板となりましたが、初回から四球でピンチを作りタイムリーを浴びてしまい、昨日の嫌な流れを引きずる形に

一方打線も阪神先発大竹耕太郎投手の前にうまく抑え込まれてしまい、反撃の糸口すら掴めない状況に

それでもメヒア投手は初回以降は粘りのピッチングで阪神打線を抑え込み、6回2失点と立ち直り好投を見せると、そのメヒア投手の粘りに答えるかのようについに打線に火がつく!!

6回裏、大竹耕太郎投手から田中幹也選手が四球、高橋周平選手がヒットを放ち無死1、3塁のチャンスを作ると、続く中田翔選手がタイムリーを放ち1点差に!!
さらに続く細川成也選手もヒットを放ち無死満塁の大チャンスを作ると、ここで阪神ベンチも大竹耕太郎投手から岡留英貴投手へ投手交代

対するドラゴンズも上林誠知選手に対し代打の切り札中島宏之選手を起用すると、なんと結果は押し出し死球となりドラゴンズついに同点!!

さらに続く宇佐見真吾選手が値千金のタイムリーを放ちドラゴンズ勝ち越し!!そして一死満塁から代打村松開人選手も押し出し四球となり、1イニング4得点でドラゴンズ逆転となりました!!

ここからはリリーフ陣がまたも奮闘!!7回表からは清水達也投手が無失点に抑えると、8回表は斎藤綱記投手が無失点に抑え阪神打線の反撃を捩じ伏せる!!

そして8回裏には細川成也選手のヒット、後藤駿太選手の犠打から今季初スタメンであり去年阪神から戦力外通告を受けた山本泰寛選手がなんと猛打賞&タイムリーを放ち阪神にトドメを刺す!!

最後は竜の守護神ライデル・マルティネス投手が阪神の中軸を圧巻のピッチングで抑えきり、ドラゴンズ引き分け挟んで4年ぶりの6連勝となりました!!

4/14 中1-2神 ●

先発は梅津晃大投手。打線は2回裏、阪神先発才木浩人投手から細川成也選手のヒット、木下拓哉選手のヒットで2死1、2塁のチャンスから山本泰寛選手が2試合連続となるタイムリーを放ちドラゴンズ先制!!

しかしながら直後の3回表、梅津晃大投手が荒れ2死1、2塁のピンチから阪神打線の大幅変更により2番に抜擢された梅野隆太郎選手にタイムリーを浴び、瞬く間に同点を許してしまいました。

それでも、以降は梅津晃大投手の圧巻のピッチング!!途中5者連続奪三振をする等、阪神打線を力で捩じ伏せ続け打線の援護を待ちましたが、対する阪神先発才木浩人投手も負けじと圧巻のピッチングを披露し、ドラゴンズ打線も捩じ伏せられてしまう、まさに力と力の投手戦となってしまいました。

どちらかがミスをしたら負ける。そんな状況の中、7回表、1死走者なしから前川右京選手に2ベースヒットを浴び、1死2塁のピンチを作り続く森下翔太選手を打ち取りましたが、今日8番に起用された中野拓夢選手に打ち取った打球もセカンドとライトの間に落ちる不運なポテンヒットとなり、結果これがタイムリーとなりまさかの勝ち越しを許してしまいました…

それでも直後の7回裏、中田翔選手が2ベースヒットを放ち無死2塁の反撃の大チャンスを作りましたが、続く細川成也選手がレフトライナー、上林誠知選手がレフトフライとなり一気に2アウトに…

そして続く木下拓哉選手がサードゴロに倒れ3アウトチェンジかと思われた瞬間、なんと相手がまさかのエラーとなり、2死1、3塁と九死に一生のチャンス到来し続くは山本泰寛選手!!

阪神戦に燃える男の更なる逆襲という展開を期待しましたが、才木浩人投手の気迫が上回り無情にも空振り三振に倒れ、結局無得点となりました…

それでも才木浩人投手の気迫が梅津晃大投手に伝染したのか、なんと8回表も続投しさらに3者連続奪三振に抑え、結果8回2失点13奪三振という圧倒的なピッチングを披露!!

なんとか反撃に出たいドラゴンズ打線でしたが、去年の王者阪神の思惑が一枚上手。8回裏、なんと阪神ベンチは虎のクローザーであり絶対的中日キラーの岩﨑優投手を起用という徹底的に流れを立ち切ろうとする采配を披露。
それでも2死走者なしから田中幹也選手が2ベースヒットを放ちましたが、続く高橋周平選手が抑えこまれまたしても無得点に。

ドラゴンズも9回表、1点ビハインドながら竜のセットアッパーの勝野昌慶投手を起用し無失点と執念の継投策を披露しましたが、無情にも9回裏を阪神リリーフのゲラ投手に抑えこまれ、ドラゴンズ連敗ストップとなってしまいました…

~感想~

ドラゴンズついに引き分け挟んで4年ぶりの6連勝を決めましたが、最後の最後に去年の王者阪神に意地を見せられ連勝ストップとなりました。

打線としてはやはりこの男、中田翔選手が凄すぎる!!
4/14の試合では打点を挙げれませんでしたが、実は4/13の試合まで5試合連続打点を挙げていました!!

中田翔選手はチャンスになるととにかく打点を挙げるための打撃を徹底しており、この技術力が今までのドラゴンズに足りなかったものです!!
さらに試合でドラゴンズが嫌な流れになった時に自らチームを鼓舞する打撃を披露する姿勢も今までのドラゴンズに足りなかった要素でしょう!!

オフには中田翔選手の獲得に対し過去の事件も踏まえ批判的な意見もありましたが、それでも見事その批判的な意見を覆す素晴らしい活躍を見せています!!

もはやドラゴンズには必要不可欠な存在。これからも活躍に期待したいですね。

そして阪神戦でドラゴンズファンの期待を良い意味で最も裏切ってくれたのが山本泰寛選手でしょう!!

4/13に今季初スタメンに抜擢されると結果猛打賞にタイムリーを放ち見事移籍後初のお立ち台に!!
さらに翌日もタイムリーを放ち、結果阪神戦で、
打率.500(8-4) 0本 2打点
という大活躍を見せました!!

山本泰寛選手は阪神から戦力外通告を受けてオフにドラゴンズに移籍。また去年の阪神はアレとアレのアレを成し遂げたのですが、山本泰寛選手は一軍出場なしからの戦力外通告という境遇でした。
そんな境遇からの古巣相手に痛烈な恩返しとなる大活躍!!見事な逆襲を見せてくれました。

さらにお立ち台では勝ち越しタイムリーを放った宇佐見真吾選手と一緒に上がりましたが、実は山本泰寛選手と宇佐見真吾選手は2015年の巨人ドラフトのドラ4ドラ5の同期入団という関係であり、まさに巨人の同期入団コンビがドラゴンズで活躍するという珍事となりました。

ドラゴンズが6連勝を成し遂げた一方で、実は無視できない問題も発生しており、これは勝ちパターンのリリーフの登板過多です。

現在ドラゴンズは14試合終了しましたが、セ・リーグの登板数ランキングが4/14終了時点でなんと、

ランキングトップ4がドラゴンズの勝ちパターンのリリーフという事態となっています。

ただこれは6連勝中が僅差の試合ばかりであったがゆえに起きた出来事であるため、避けることは出来ないことでした。

しかしながら、現状で登板過多となってしまったのは事実。春先からここまで登板数が増えてしまうと、投手陣がバテてくる夏場にどう凌ぎきるか。これが課題となってくることでしょう。
それでも現在のドラゴンズはリリーフの3連投は極力避ける運用をしています。
ここからはドラゴンズ首脳陣の腕の見せ所。どうやり繰りするか期待しましょう。

また、今回の阪神戦では非常に興味深いものがありました。それが梅津晃大投手と才木浩人投手の投げ合いです。

この二人は何を隠そう、トミージョン手術を受けた二人です。

梅津晃大投手は2022年に、才木浩人投手は2020年に故障からそれぞれトミージョン手術を受けました。
その後は見事復活。梅津晃大投手は去年一軍復帰&復帰後初勝利を挙げ今年は開幕ローテ入り、才木浩人投手は去年8勝を挙げ阪神先発ローテの一角を担っています。

そんな経歴を持つ二人の投げ合いとなりましたが、実はドラゴンズと阪神のドラ1ルーキーである草加勝投手と下村海翔投手がトミージョン手術を受け今シーズン絶望となってしまいました。

期待された両ルーキーには厳しいシーズンとなってしまいましたが、それでもトミージョン手術を受けた梅津晃大投手と才木浩人投手が圧巻の投手戦を見せてくれたことは、トミージョン手術からの復帰を目指すルーキーらには非常に大きな希望となったのではないでしょうか。

今はリハビリをし、そしてしっかりと身体作りに専念し、来年以降に実戦復帰してほしいですね。

次はバンテリンでヤクルト戦。ヤクルトとは開幕カードで負け越し惨敗を喫した相手です。
まずは神宮での雪辱を晴らしてほしいですね。


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