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健大高崎高校春のセンバツ初制覇!!しかし低反発バットが高校野球にもたらすものはどうなるか…!?

プロ野球ではついにペナントレースが開幕!!
多くのプロ野球ファンが待ちに待ったペナントレースの幕開けに白熱しています!!

それでもプロ野球の裏では高校野球、春のセンバツ大会、甲子園決勝が3月31日に行われ、

群馬県代表の健大高崎高校が見事春のセンバツ大会初優勝を達成しました!!!

おめでとうございます!!!!!


しかしながら、実は今大会、今までの大会とは全く違い、実は打球が飛ばなくなる低反発金属バットを初めて導入した大会でした。

これを導入した理由も打球に選手が当たり怪我するのを防ぐためというものでしたが、この低反発金属バットがかなり猛威を奮い、なんと今大会の全ての試合で放たれた本塁打は僅か3本。内ランニングホームランが1本なので、柵越えは2本のみという結果となりました。

そのため、金属バットが導入された1975年以降、大会ワーストの本塁打数を更新という、まさに投高打低という大会となりました。

極めつけは大会決勝がなんと試合時間1時間45分で終わるという高速試合。まさにこれからの高校野球の戦術が変わるであろう大会となりました。

これをどう捉えるかは現場関係者、高校球児たちですが、部外者であるファンからの意見としては、打球が飛ばないのなら長打を捨てスモールベースボールを徹底しようという流れになるのではないかというところです。

実はプロ野球でも2011年から導入された統一球が従来のボールから全く飛ばなくなり、結果2011年、さらに2012年はプロ野球全体で想像を絶する超投高打低となりました。

なおこの統一球自体が基準値を下回る反発係数だったことが2013年に判明し、まさに物理的に飛ばないボールだったことが当時は明らかになり、物議を醸し、結果当時のNPBのコミッショナーが責任を取る形で辞任しました。

この飛ばない統一球時代、ネットスラングでは違反球と呼ばれていますが、この時のプロ野球の戦術が違反球の煽りを受け、年々どのチームも途中から長打狙いを捨て確実なヒットを狙うスモールベースボールを推奨し始めていました

極めつけはチーム最多犠打のNPB記録は2010年の日ハムと並び2011年に広島が180犠打とNPBタイ記録を作りました

プロ野球という日本最高峰の選手やチームらが打球が飛ばなくなったらスモールベースボールに切り替えたことに対し、高校野球ではどうなるのか。

違反球時代を直に見てきたプロ野球ファンとしては、長打を捨て確実なヒット狙いに切り替えるスモールベースボールへ移行し、スラッガーが育たなくなるのでは?という心配な面はありますね。

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