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またしても球界騒然!?ファン阿鼻叫喚!?一体何故!?これが立浪竜超改革なのか!?ドラゴンズ京田陽太選手と横浜砂田毅樹投手をトレードへ。京田陽太ファンとしての感想

11/15に球界を騒然とさせる、阿部寿樹選手と涌井秀章投手のトレードが行われ、多くのプロ野球ファンを困惑させました。

中日ドラゴンズに欠かせない主力選手の放出に、多くのファンは騒然、一体中日ドラゴンズは何を考えているのかとネット上でも多くの意見が飛び交いました。

このトレードに関しては私も困惑しまして、感想を挙げていますので、読みたい方はどうぞお読み下さい。

このトレードに対し、ようやく心も落ち着いてきたのですが、その僅か3日後の11/18に、またしても球界を震撼させるトレードが行われました。

ドラゴンズ京田陽太選手と横浜砂田毅樹投手のトレードが成立しました。


京田陽太選手とは?

1994年4月20日生(28歳)
石川県納見市出身
2016年ドラフト2位
右投左打
遊撃手
推定年俸6400万円

今季成績
43試合 打率.172(128-22) 3本 8打点 OPS.545
1盗塁 得点圏打率.133

通算成績
700試合 打率.246(2628-647) 22本 181打点 OPS.616
75盗塁 得点圏打率.224

京田陽太選手は2016年ドラフト2位でドラゴンズに入団した大卒内野手です。

大学時代から守備力は既にプロレベルの評価を受けていました。当時のドラゴンズは井端弘和選手退団後の遊撃手が固定できておらず、エルナンデス選手、遠藤一星選手、堂上直倫選手が遊撃手のポジションを守っていましたが、定着していませんでした。

しかしながら京田陽太選手入団後、当時の森監督にルーキーながら7番遊撃手で開幕スタメンに抜擢されると、そこから遊撃手のポジションを掴みとり、1番打者として定着し、
141試合 打率.264(564-149) 4本 36打点 OPS.652

という定着できていなかった遊撃手のポジションに彗星の如く現れたスーパールーキーとして球団新記録となる新人シーズン安打149本を放ち、さらには球団では川上憲伸投手以来となる19年ぶりの新人王を獲得しました。ちなみに野手の新人王としては立浪和義監督以来の球団29年ぶりの快挙となりました。

しかしながら2年目以降は2番打者中心の起用になると、犠打やケースバッティング、選球眼の悪さもあり成績が伸び悩んでしまいましたが、それでも5年連続規定打席到達&5年連続シーズン100安打を記録しました。

守備力に関しては球界随一の遊撃手守備を誇り、数々のヒットになる打球をアウトにする素晴らしいプレーを魅せてくれました。

また、2019年オフから選手会長に就任し、今シーズンまで選手会長を勤めていました。


砂田毅樹投手とは?

1995年7月20日生(27歳)
北海道札幌市出身
2013年育成ドラフト1位

左投左打
投手
推定年俸5600万円

今季成績
15試合 防御率5.68 0勝0敗 奪三振8 WHIP1.74

通算成績
269試合 防御率3.67 9勝13敗72ホールド 奪三振243
WHIP1.37

砂田毅樹投手は2013年育成ドラフト1位で入団した高卒左腕です。

2015年に支配下登録を勝ち取ると、同年に19歳11か月で勝ち投手になり、育成入団投手の最年少勝利投手のNPB記録を樹立しました。

その後はリリーフ投手として横浜投手陣を支え、2018年には70試合登板とハマのセットアッパーとして活躍、去年も58試合登板と結果を残しました。

しかしながら、今シーズンについては勤続疲労もあり、15試合登板に留まり、防御率5.68と思うような活躍ができていませんでした。


~感想~

まず私は京田陽太選手の大ファンです。

今回のトレードで言いたいことは、

中日ドラゴンズ、何やってんだお前ェっ!!!!!


まず京田陽太選手は今シーズンまで選手会長を3年間務めていた選手です。今シーズンこそ成績は絶不調でしたが、5年連続規定打席到達&5年連続シーズン100安打と1年目から去年までの5年間は主力選手として結果を残していました。

さらに京田陽太選手の真骨頂は打撃ではなく守備力であり、遊撃手守備力は球界随一を誇っていました。

とくにプロ3年目の2019年には守備成績に関してはリーグトップの成績を残しました。

しかしながらゴールデングラブ賞は獲得ならず、さらには打撃が年々低迷し、次第に京田陽太選手=打てない選手というイメージが定着し、ネット上では批判が相次ぐようになり、次第に京田陽太選手は他球団なら控えレベル、しまいには人間性すら否定する等の批判ではなく最早誹謗中傷といっても良いレベルの批判が相次ぎました。

ですが、ファンとして京田陽太選手はボロクソに批判されるレベルの選手では断じてなく、むしろもっと評価されるべき選手です。

過去に過去20年間の大卒・社会人選手の入団5年以内の安打数について調べたのですが、京田陽太選手は大島洋平選手に継ぐ歴代2位の安打数、即戦力内野手としてチームに欠かせない選手でした。

詳しい内容は過去の投稿を参考にしてください。


さらに、ドラゴンズの平成以降の34年間のドラフトで獲得した大卒野手の通算安打を調べたところ、京田陽太選手は歴代2位の通算安打となっていました。

ちなみに平成以降のドラフトで獲得した大卒野手でシーズン100安打を達成した選手は、井端弘和選手、益田大介選手、京田陽太選手の3選手しかいません。

ただ、去年から打撃がかなり低迷していたのは事実で、去年はプロ入り初の二軍落ちを経験しました。

そのため、今シーズンは逆襲のシーズンになるはずでしたが、開幕スタメンこそ掴むも、またしても尋常ならざるを得ない成績不振に陥りました。

さらに打撃不振から自慢の守備も精細を欠き、信じられないミスを連発するようになり、そして5月始めに守備のミスから懲罰交代かつ二軍へ強制送還され、スタメンを剥奪されてしまいました。

さらにさらに二軍では故障していたことが発覚、復帰後も成績を伸ばすことができず、後半戦からは遊撃手のポジションを土田龍空選手に奪われてしまい、夏場以降も二軍暮らしが続いていました。

しかしながら京田陽太選手の実力と実績はチーム随一、成績不振ながらもドラゴンズには欠かせない選手であり、土田龍空選手にポジションを奪われながらもポジション奪取として、来シーズンは0からのスタートで秋季キャンプに取り組んでいた最中の電撃トレードとなりました。

ここまで長ったらしい文章でしたが、簡潔に言うならば、

京田陽太選手はまだドラゴンズに必要な選手なのにたった1年、成績不振だからという理由でトレードする意味が分かりません

特に今のチーム状態なのですが、来季は若手を中心に起用すると明言されており、その方針は勿論間違いではないのですが、土田龍空選手はまだ高卒2年目の選手であり、来季の遊撃手を土田龍空選手だけに任せるにはリスクがありすぎるということと、またドラフト6位指名したルーキーの田中幹也選手はまだ未知数であることから、今のドラゴンズの遊撃手にはまだ経験値のある選手が必要だと言うことです。

そのため経験値のある遊撃手である京田陽太選手をトレードに出し、さらには控えの三ツ俣大樹選手まで戦力外で放出となると、万が一があった場合一体どうするのかという問題があります。

ただ、溝脇隼人選手と堂上直倫選手がいるので最悪の事態は防げそうですが、それでも京田陽太選手と三ツ俣大樹選手と比較したら力は劣るかと思います。

それでも、やはり若手を中心に起用すると明言されている以上は、このままドラゴンズにいても京田陽太選手の立ち位置は守備固め要員としての起用しかされないと薄々感じてはいました。

そうなると、京田陽太選手ファンとしてはやはり活躍する京田陽太選手が見たい、というのが本心です。

プロ野球選手は職業である以上、自分の力を最大限に発揮できる場所でプレーをするのが一番であり、もしこのままドラゴンズにいてもおそらく批判が相次ぎ、結果京田陽太選手はこのまま終わってしまう可能性がありました。

そのため、自分を必要としてくれるチームへの移籍、環境を変えて心機一転プレーに集中することは、京田陽太選手のためにも良いことだと思いますし、正直言って京田陽太選手がボロクソに批判されるのをもう見たくありません。

今回のトレード移籍で京田陽太選手が一部の方々から批判されなくなるという安堵もあります。

なので、ファンとしてはドラゴンズで復活し活躍する京田陽太選手が見たかったのが一番だったのですが、ドラゴンズという環境でそれが難しいのなら、他球団で京田陽太選手が活躍するのが現状で一番良いことなので、京田陽太選手は横浜に行っても活躍してほしいですね。

あわよくばゴールデングラブ賞の受賞を期待しています。

ただ、今回のトレードに関してですが、今まで京田陽太選手をボロクソに批判し、散々トレードで出せ、現役ドラフトで出せと言ってきた一部の方々が、実際にトレードが決まった時に、京田陽太選手が可哀想だとか、横浜で活躍して中日ドラゴンズを見返してほしいだとか言うのはハッキリ言って意味が分かりません。

そんなに可哀想と思うなら、何故ドラゴンズにいた時に応援をしなかったのか不思議で仕方ありません。


話は変わりまして京田陽太の代わりにドラゴンズに入団するのが砂田毅樹投手となりましたが、何故またしても投手を獲得したのか?と思われますが、実はドラゴンズのリリーフ左腕は全くいないのが現状です。

今季一軍登板したリリーフ左腕ですが、実は福敬登投手と橋本侑樹投手の2人しかいません。

両投手の今シーズンの成績にあっても、決して良い成績と言えません。ただ砂田毅樹投手も今シーズンは成績が低迷していますが…

福敬登(30) 36試合
防御率4.55 2勝2敗3H 奪三振25 WHIP1.34

橋本侑樹(24) 4試合
防御率9.72 0勝0敗 奪三振5 WHIP1.80

また、福敬登投手にあっては、今シーズン中に黄色靱帯骨化症という国指定の難病を患い手術をしています。

現在は手術から復帰し練習を再開していますが、以前のように投げれるか未知数なところがあります。

なお、今シーズン先発転向した岡田俊哉投手については先発転向も成績が伸びず、現在は再度リリーフ転向し、さらにはサイドスローへ転向とモデルチェンジをしています。

他のリリーフ左腕としては、即戦力ドラフト3位ルーキーだった石森大誠投手がいるのですが、故障により今シーズンの一軍登板はありませんでした。

また、去年育成から支配下登録された近藤廉投手も今シーズンの一軍登板はありませんでした。

よって、ドラゴンズのリリーフ左腕はかなり戦力が薄い状態にあるため、砂田毅樹投手の獲得は間違いではありません。

砂田毅樹投手がバンテリンのマウンドにどこまで噛み合うか、あわよくば松葉貴大投手みたいにバンテリンの申し子として活躍してほしいところです。

成績が低迷しているからといって、砂田毅樹投手はまだ27歳、こんなところで終わる投手ではないことを信じています。

砂田毅樹投手、ドラゴンズへようこそ!!!!!

実はドラゴンズには砂田毅樹投手と同じ北海道札幌市出身の投手として、育成の竹内龍臣投手がいるので、同郷の先輩として色々指導をしてほしいですね。

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