自分だけが未熟なままだった

この大晦日で33歳になります。

あらゆる人が1年を振り返るこの日に生まれたのは、ある意味ラッキーなのかもしれない。自分自身もこうして総括してみようかという気持ちになるのだから。

これまで行き当たりばったりなキャリアの積み方をしていると薄々感じていたものの、あまり直視することなく過ごしてきた。そのツケがついに回ってきた1年だった。

T型人材 というワードがある。
幅広い知識を持ちながらどれかひとつの分野に精通しているというやつだ。
僕はその横棒がやたら細長く、縦棒がほぼ無いに等しかった。そしてこれから自分がどの方向に専門性を高めていくかという点が決まりきっていなかったのだ。
フロントエンド? バックエンド? インフラも気になるけど、セキュリティにも興味がある……
転職活動で苦戦したのは言うまでもない。
そんな自分に QAエンジニア という道があると教えてくれた現職には本当に感謝している。ソフトウェアテストは知の総合格闘技だ。僕がこれまで経験したものがきっと活きてくるだろう(たぶん)。

今年は特に仕事の繋がりで同世代と交流する機会が多かった。
チームリーダーからCTOまで、責任ある立場で活躍している人が大半だ。
そう、20代と変わらない姿勢でフラフラしていたのは自分だけだった。

今後の方向性が定まっていなかったことが停滞の一因だとしたら、もうあとは進むだけだ。
もちろんQAエンジニアももう少し先のキャリアがいくつかあるわけで、どこに向かっていくか考えないとまたすぐに立ち止まってしまうだろう。

先日参加した WACATE の中で
「3年後、自分がどうなっていたいか」「これから何をするか」
を考えるワークがあったけれど、僕はそこで完全に手が止まってしまった。
そういう将来を考えるのを後回しにしがちなところが未熟さに繋がっていくのかもしれない。

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