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その24 約1年ぶりとなった受診は、ある程度予測できる「良くない結果」を聞きにいくようなもので足が重かった…

翌日、大きな病院へ

(できれば、一生来たくはなかったんだけどな…)

約1年ぶりとなった受診は、ある程度予測できる「良くない結果」を聞きにいくようなもの…

足が重い…

「あの〜これ、紹介状も入っていますからお願いします」

外来受付窓口に受診ファイルを提出する僕。

「あら、辛島さん?お久しぶり!」

前回同様、受付には元気満々な知人がいる…

まだいたの〜?
まだいたの〜?

いつもなら…

「あっ、Aさんお久しぶりで~す、お相変わらずお元気そうですね。仕事姿が板についていますよ!」

こんな感じで声を掛けたいものだけど、今回はそんな気持ちにはなれず…

「どうも、お久しぶりです。では…」

あまり目を合わすこともせず待合室へ移動した。

待つこと数時間…

「辛島さん、中へどうぞ」

待ちくたびれて疲れ果てた僕はフラフラになりながら診察室のドアを何とか開けてうつむいたまま一言…

「失礼しま~す、(女医)先生お久しぶりです…あれっ?あっ、部屋間違いました、すいません」

徐々に頭を上げると、そこにいたのは女医先生ではなく、始めて見かける若い男性医師…

僕はてっきり診察室を間違えたと思って、一目散にドアを閉めようとする…

「辛島さんですよね?」

「えっ?はい、そうですが…」

「それでしたら間違っていませんよ!」

「えっ?それじゃ…」

「私が皮膚科の医師です。初めまして」

(採刀医は女医先生だったのにな…異動しちゃたのかな?)

「そうだったんですね。以前は違う方だったので…てっきり部屋を間違えたのかと思ってしまいました。では、改めまして今日はよろしくお願いします」

「こちらこそ」

先生は紹介状に目を通された後、僕の後ろに回った。

「ここですね~う~ん…それでは今から何枚か写真を撮りますね」

そう言われると、先生は一眼レフカメラのようなもので撮影を始めた。

それと同時に看護師さんが、診察室のドア窓に内側からカーテンを閉める。

(パシャパシャ!)

シャッターを切るごとにピカピカと閃光が走ってまぶしい…

(カミナリが落ちたときみたいに辺り一面ピカピカ光っているぞ!確か前回も女医先生が写真を撮っていたな~)

そう思いながら、先ほど診察室の窓をふさいだ看護師さんはさすがだなと思った僕。(しなかったら待合室にいる患者さんの迷惑かも!)

撮影された写真は、ほんのわずかな時時間で現像されて先生の手元へ。

(早いな…最近はそんなに現像って早いの?)

昔は、何日もかかった記憶がある僕は目からうろこ状態だ。

小学生のころ、先生のカミナリが頭に直撃・・
小学生のころ、先生のカミナリが頭に直撃・・・

先生は、その写真をじっくり眺めた後、前回と同じよう生検を勧められた。

写真だけでは、はっきりしたことはわからなかったが、前回と同じで皮膚癌の可能性が高そう。確定診断には生検が必要!

生検は別室(処置室)で、研修医であろう女性によって行われた。

その際に、ベッドにうつぶせの姿勢をとるとう言われたんだけど、それができない僕は、何とか横向きで行ってもらうようお願い、

生検の一部始終?は以下のような感じだ。

患部周辺に局所麻酔をした後に、患部をメスで一部採った後、薄いガーゼテープを貼られた…ま~前回とほぼ変わらなかったと思う。

その間は、痛くはないんだけど、姿勢を保持するのにちょっと神経使うんだよね…

次回の外来受診までの約2週間は、前回同様にヘルパーさんに処置をお願いすることにした。この間に、傷から最近感染する事態になったら元も子もないからね!

さて…

今回の結果はどうなるのかな?

ー つづく ー


いかがでしたか?

今回送った「僕からの手紙」が、何らかの形で、みなさんのプラスになれたら、とても光栄です!

読んだよ〜ってことで、スキを押してもらえたら、今後書いていく励みになりそうな気がします。

できましたら、これからもたくさん手紙を送りますので、どうか目を通してほしいです。

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