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その2 ペッタンシール

2020年 (令和2年) 7月中旬 43歳

「辛島さん、中へどうぞ!」

病院を受診し、しばらく待合室でボーとしていると名前を呼ばれたので診察室へ。

そこにいたのは女医先生。

症状を伝えると、寝台(処置用のベッド?)に横になって患部が診えるようにするよう言われる。

(ま~そうなるとは予測していたけど、女性にお尻を見せるのか~なんか恥ずかしいな…)

そんなことを思いながら患部を診てもらう僕。

「う~ん…しばらく毎日処置が必要です」

女医先生は、ケガがあるであろう場所に、デュオアクティブというブヨブヨした湿布よりも少し厚めのテープ?を貼ってくれた。(ドラックストアにもある傷の治りが早くなる絆創膏と同じようなものみたい)

分厚いシップみたい?
分厚いシップみたい?

「デュオアクティブを入浴前に剥して患部をよく洗ってから、新しいものを貼ってください。あなたがそれをするのは無理でしょうから、家族にお願いしてくださいね」

「いや…僕一人暮らしなので家族と同居していません…」

「それでは…入浴後すぐに毎日通院できますか?」

「ええ、お願いします」

僕は単身で同居している家族がいないし、習い事や副業もしていない。それに仲間と飲みに出歩くこともないし、夜遊び好きでもない。併せて、下手に自分で処置しようとしてもきちんとできる自信もないんだから、退勤後の通院は負担にもならない…っていうか「どうかそうさせてください!」ってお願いしたいくらいだった。

ただ、入浴後というのは時間的に難しそう…

そんなことをしていたら、診療時間内に受診できそうにない!

「あの〜処置してもらった後に入浴して、翌日貼り替えてもらうってのは…」

「それはダメです」

「そうですか…」

当時はその理由は聞かなかったと思うけど、完治するまでは清拭で我慢する気でいた。

(そのためにも早く治すんだ!)

どうすれば早く治るのかは全くわからないんだけど、そう自分に言い聞かせる僕。

「排便が頻繁だと治りが遅いんですが、毎日出ますか?」

「いえ…」

「それなら、早く治るかもしれません」

「えっ、そうなんですか!よかった~」

便秘になりがちな僕は、いつもは出なくて困ることばかりなのに、この時ばかりは得をした感じだ!

ということで、土日祝日も休みなしで、毎日通院して処置をお願いする日が始まった。

デュオアクティブはドレッシング材らしデュオアクティブはドレッシング?らしい…い…
デュオアクティブはドレッシング?らしい…

ー つづく ー


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