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『迦陵頻伽』奇跡の鳳東十段!そして…(天鳳史を書き残す①)

迦陵頻伽(かりょうびんが、迦陵頻伽、迦陵伽頻)は上半身が人で、下半身が鳥の仏教における想像上の生物。サンスクリットのカラヴィンカ(kalaviṅka)の音訳。『阿弥陀教』では、共命鳥とともに極楽浄土に住むとされる。(Wikiより引用)

(※12月11日追記。当時の雰囲気を思い起こさせる会話が残っていたので、末尾に加えました)

(※同月同日追々記。牌図の解説にかなり補足しました。また全体において、句読点・改行をかなり加え、本文も適宜加筆修正しました)

一般的に天鳳位よりも高難度とみなされる鳳東十段の定義は各人によって様々ですが、ここでは「七→十に要するptのほぼ全てを鳳凰卓東風戦のみで積み重ねたアカウント」とします。

この定義に該当するアカウントだと、近年では『太くないお』天鳳位のサブ『計算機自然』が記憶に新しいです。東風オンリーのはずなので純正鳳東十段とでも称せられるでしょうか。

また、このアカウント名をもしご存知の方は相当な天鳳通ですが、『mochi0』が残り90ptまで鳳東オンリーでした。

その当時、「十段昇段戦は鳳南を打ちます」と呟いた通称もち丸氏に対して、氏と多少交流のあった私は、「最後まで鳳東打つべきでは?そのほうが後生尊敬されますよきっと」などと、厚かましくとも指摘すべきだったのでは無かったのかと、氏がネットから姿を消してから思いました。

こんなよもやま話は、天鳳に少なからず関わったことのある方ならそれぞれきっといくつもお持ちだと思いますが、あまり語られる機会はなく、しかも各人はそんなことにかまける暇もなく日々の学業仕事天鳳鬼打ちTwitterソシャゲに夢中で、とどのつまりにはMリーグが麻雀界の一切合切全てを持っていきそうな勢いです。

少し前まではそのブームに乗っかってMリーガーを分析するのも楽しそうだなと思っていたんですが、如何にも尻軽ですし、いずれやるにせよ他にもっと天鳳民として書くべき書き残すべき書きたい題材があるのではと感じ始めていた時、そぞろに現代麻雀技術論のホームページを眺めていたら、プルーストの失われた時を求めての如く、どばーっと連想や回想や追憶が溢れ出してきたのです、というのはさすがに盛ってるんですが、実際にふと、

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