僕の就職活動記録 ~日本テレビ採用選考 <前編>~


僕の就職活動記録 ~日本テレビ採用選考 <前編>~
2018年3月29日

※この記事の情報は2017年新卒就活のものです

お疲れさまです。弱気ものです。
就活の突破法を偉そうに語る前に、
まず自分のバックボーンを知ってもらった方がいいなと思い、
自分の就活戦歴、またその戦いの中で考えたことなどを順番に語っていこうということで
この記事を書いています。

僕のテレビ局就活 フジテレビ内定までの流れ
日テレ グループワーク落ち

テレ朝 4次面接落ち

読売テレビ 最終面接落ち

フジテレビ 内定

TBS 辞退


これが僕の就活戦歴です。
この他面接以外の、インターン、説明会などは一切参加していません。
つまり、僕の就活における思考の材料はすべてこの戦歴のなかで発見し手にいれたものです。

 就職活動記録 日本テレビ編
今回は、採用試験の時期がはやい順に日テレの採用試験のことを書いていきたいと思います。

日テレ の選考フロー
まずは、日テレの選考の流れです。
ここから大きく変わることはないと思います

ES+WEBテスト→1次面接(個人)→筆記試験(学力+クリエイティブ)→2次面接(個人)→グループワーク選考→3次面接(個人)→最終役員面接(個人)

僕はこのフローの「グループワーク選考」で落ちてしまいました。

ESの主な設問

・日本テレビを志望する理由と取り組みたい仕事は?
・学生時代に最も挑戦したことと具体的なエピソードは?
・今まで見た中で最も好きな番組を1つあげその理由も
・5年後にあなたはどんな見たいを日本や世界に伝えたいですか?そのためにどんな5年間を過ごせばいいと思いますか?

ESで気を付けたこと
いかんせん人生ではじめてESたるものを書いたので、とにかくわかりやすさを最低条件としました。
またすべての質問に対し、自分が詳しく、感情をこめて語れるであろう、大学でやってきた演劇のことを絡めて、
どこから切り込まれても、演劇の話にいきつくように誘導できる内容にしました。
ESの本当の戦略は、「誘導」です。
質問ごとに違うことを書いているようで、答えるべき内容同じところにいきつくように、さらに、どんな質問をさせるか自分で面接官を導くイメージで書くのがいいと思います。

日本テレビの採用選考(面接・筆記試験)
1次面接
就活生の数:3000~5000人ほど
形式:個人面接
会場:東京
面接官人数:2人
学生人数:1人
時間:5分~10分(人による)

会場の雰囲気:
面接会場と控え会場が異なり、控え会場にてブースが空くのを待ちます。
面接会場には20ほどのブースがあり、ブースが空き次第流れ作業のようにランダムにブースに誘導されます。
ブースごとに、優しい面接官やぶすっとした面接官などいろいろいるらしいが、面接における基本をしっかり理解していれば、面接官の個性はまったく関係ないです。

面接のおおまか流れ:自己紹介、志望動機→ESに関する質問

面接の主な質問内容:
1学生時代にやってきたこと
2好きな番組とその理由
3あなたがテレビを作るうえで大切にしたいこと
4なぜ日テレか

面接振り返り:
いかんせん、人生初めての面接だったので、面接の基礎はなにもわからない。
完全に就活をなめている就活生でした。
でも、普段の日常会話の感覚を最大限研ぎ澄ましててやっていくしかなかったす。
要するに、勘です。笑
また、この時点で、日テレのことはほとんどよく知らず、当時やっていた『怪盗山猫』というドラマを観たらたまたますごく自分の好きなタイプのドラマだったのでそこだけで勝負に出ました。(笑)
論理性みたいなものは一切意識しませんでした。
ただ、自分がおもしろいと思うドラマや物語のおもしろいと思う理由を、演劇という普段やってきたことから得た経験などを絡めて語っていきました。
僕は、このころから、ずっとこのブログで言っている「人に愛されることこそすべてのエンターテインメントに通じる基本」みたいな考え方だったので、そのまま面接官に伝えました。
途中で、ピピピとタイマーが鳴ったが、そこから5分ほどさらに話を聞かれたので、まあまあ好印象だったのでは?と、帰りは楽観的に思おうとしていました。(笑)

結果:
通過。数日後、WEB採用サイトにて結果が発表される。ぽちっとボタンを押すと、「次の選考に進んでいただきます」の文字。
恍惚。
俺、いける口じゃん!
演劇で培ってきた会話の力、自己流のドラマ論、そういったもので就活十分戦えるじゃん!
めちゃくちゃ嬉しかったです。
初面接にして初突破。
周りの人たちは、ほとんどこの1次面接で落ちていたので、普通に優越感に浸っていました。

筆記試験
就活生の数:1000人ほど
形式:筆記試験
会場:東京
時間:3時間ほど
試験について:
まず第一に、
長い
ネットで調べてうわさには聞いていましが、体感でものすごく長かったです。
国語や英語、算数のような問題に加え時事問題、さらに日テレの番組に関する問題が出ました。
さらにクリエイティブ問題では、お題に対する答えを1分でできる限り多く書けなど、瞬発力も試されました。

実際に出た問題 例:
「いま、サウジアラビアと敵対している中東の国はどれ?」
「笑点でオレンジの服を着ている人の名前は?」
「下の図の〇に何か書き足してべつの何かに変えてください(1分以内にできるだけ多く)」
「おもしろそうなバラエティ番組のタイトルを書いて(1分以内にできるだけ多く)」
常識問題は、受験勉強を忘れていなければ、半分は解けます。
時事問題は、大晦日にやってる『朝まで生テレビ!』を少し真面目に見るとかなり効く。これ超おすすめ。
僕はそれでかなり解けました。
また僕は演劇サークルの仲間と、よく大喜利で遊んだりしていました。
だからこういうクリエイティブ問題は嫌いではなかったのです。
「〇に書き足して~」の問題は、〇ひとつをおっぱいにみたて
巨乳仙人というわけのわからないキャラクターに変えたりしました。笑
巨乳仙人自体はまったく面白くないので、普段なら絶対ボツにしますが、
制限時間は1分なので、思いついたらもう迷わず書いてしまわないと時間がない。
とにかく書く!!
僕はだいたい各お題6こくらい回答できました。
ちなみに知り合いの内定者は12こ書いてたらしい。5秒に1こ。超人ですね。
注目すべきは、
1000人ほどがこの筆記試験時点で生き残ってるのですが、
次の選考では300人になっていたこと。
つまり、筆記だけで700人ほどが落ちているのです。
これは実はわりと衝撃的なことです。
だって、一応は1次面接を突破したよう優秀な人材を、たかが筆記試験で700人も落とすんですよ?
僕のフジテレビの先輩で、日テレ最終面接落ちだった先輩曰く、日テレはキー局で最も筆記試験のクリエイティブを重視しているらしい。その代わり、このあとの面接やグループワークではクリエイティブさはそれほど重要視されていないらしい。
ほんとかどうかはわからないが、筆記試験でこの落ちる量をみると確かにうなづけます。
最近クリエイティブテストが消えたらしいので、また違うのかもしれないですが、
たしかなことは、どのキー局よりも筆記試験の出来が重要だということです。
また、これは僕の勘ですが、筆記試験だけで単体で個人を評価しているとはどうも思えないです。
おそらく、1次面接の評価と合わせて、次の選考に進ませるか決めていると思います。
だって、筆記試験単体で個人を評価するの、企業的に明らかにリスキーだと思うから。
筆記が異常にできないけど優秀なやつとか。20人くらいはいそうだもん。

結果:
通過。
いわゆるSPIと呼ばれるものの対策は一切していなかったですが、
もともと勉強は嫌いじゃないことや、時事問題にも日ごろから興味があったこと。
そして、演劇の稽古でよく大喜利などをしていたので、お題に対して瞬発力で答えることは楽しみながらできたし、
なにより他の就活生よりはできる自信がありました。
だから、通過という結果はそんなに驚かなかったです。
問題は自分の天狗になりようでした。
けど気持ちはわからないでもない。
人に選ばれるというのはとてつもない幸福感なんです。
これは本当に人を狂わす。
同時進行で行われていたテレビ朝日の選考もES、1次面接を突破していました。
世の大学生がみな恐れおののく就活を、自分はなんの努力もなく、普段の思考だけで突破できるかもしれない。
やはり自分は、同年代の中ではわりとトップレベルの思考力と表現力を持っているのだ!!
「本質的なことさえ心得ていれば人生はうまくいく」
そんな自論が肯定されていく感覚がして、
この時の自分は、視野が狭くなっていました。

ここまでの就活記録でわかること
・テレビのこと、企業のことをほとんど知らなくても、最初らへんの選考は面接における思考力や表現力だけでなんとかなる。
・筆記試験は普段の知識欲、世界に対する興味、アウトプットに対する貪欲さがもろに出る。ごまかしがきかない。逆に、普段からやっている人はけっこう余裕。
・選考初期の段階に関しては、就活をなめているとか天狗になっていることなどは落ちる理由にはならない。
・選考は通るとマジでうれしい。(だからマジでがんばるべし)

こんなところです。

日本テレビの選考はさらに続きます。
次は2次面接です。
「僕の就職活動記録~日本テレビ採用選考<後編>~」
に続きます!

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