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大森靖子


皆さんの大森靖子さんとの出会いはなんですか?



私はZOCでした。

大学生の時、ZOCがデビューして、大森靖子の存在を初めて知りました。

あ、プロデューサーも混ざってるの?
あ、この人なの?
あ、大森靖子って言うの?
あ、なんか聞いたことあるかも?

って感じでした。
今思えばテレビでもうっすら見たことあるし、友達もカラオケで歌ってたのでなんとなく名前の音を覚えてたんだと思います。私より早く大森靖子の魅力に気づいた人は沢山いたみたいです。大尊敬。


ZOCは好きでした。理由は、サークルの仲良い女の子たちがみんな好きだったから。だから私も好きでした。

大学生の時、私はバンドサークルに入ってました。私はバンドサークルの同級生の女の子たちに憧れていました。同い年なのに、楽器もできて音楽も沢山知ってて社交性もあって先輩たちとも仲が良くていい感じに暗くて、界隈の人という感じでした。

私は当時、なんなら今も自分の界隈がとても欲しかったです。

自分の界隈を持ってて、それについて深く年上の人と語り合える彼女たちは本当にかっこよかったです。

おまけに彼女たちは、音楽についてにわかにもなりきれていない私にも優しくしてくれました。



私の憧れる彼女たちはZOCがおそらくデビューする時からZOCのことを話題によく取り上げてました。

よくは覚えてませんが、サークルの定期演奏会か何かでZOCのファミリーネームをするか?という話が冗談か真剣かわからないですけど出ていたような気がします。今思えば彼女たちはあわよくば本当にファミリーネームを踊ろうとしていたのではないかと思います。


兎にも角にも、だから私もZOCを聴きました。たくさん聴いていたら自然と好きになりました。私は新しいものを受け入れるのが得意です。よかったです。こうして私は晴れて彼女たちの界隈に右足の小指を捩じ込むことに成功しました。


私も憧れる彼女たちとZOCの話ができるようになった頃、急にYouTubeのおすすめ動画で大森靖子の昔のライブ映像が出てきました。


これです。


なんとなくクリックしたこの映像に私は心を奪われました。


暗いけど明るくて、上手じゃないけど上手で、悲しいけど悲観してなくて、心地よくないけど居心地が悪くなくて、聴き慣れないけど自然に入ってきて、珍しそうだけどよく知ってる感情で、胸がいっぱいになるけど空っぽになるような、他にいそうでいないような、悪あがきのようで潔いような、

この動画を見て涙が溢れてきました。


なんの感情かわかりません。
でもなんか味方が見つかったような、もしくは味方よりはリーダー?先駆者?偶像?を見つけたような、

不思議な気分になりました。


この動画には弹幕がついてますが、初めは、「なんだこいつ」というのコメントが本当に多いですし、実際私も見ながらそれに近いことを思っていましたけど、不思議ながらだんだん変わるんです、流れるコメントが。

(この動画中に流れるコメントのことを日本語でなんというかわかりません。中国語では弹幕(ダンムー)って言います。あら、「だんまく」で変換に弾幕でてきますね、これはあってますか?中国かぶれしてすみませんが、この流れるコメントは日本人もだんまくと言いますか?)

最後の方にはみんな圧巻されてて、本当に大森靖子かっこ良すぎます。


本当に本当になんでこんなに引き込まれるのか分からないですけど、すごく長い時間を過ごしたような、でも一瞬で終わったようなそんなステージでした。


MCを聞いていると、おそらく前後はアイドルかバンドとか人数が多い且つ盛り上がるアーティストのステージだったんだと思います。

そんな中、誤解を恐れず言うと動画越しの私含め誰もが若干場違いかと思った大森靖子が結果みんなの心を奪ったのです。なんなら他の人たちが場を間違えたのかと思うくらい、会場を自分のものにしたのです!!!!!!




この動画を見たその日から私は大森靖子が大好きになって、いろんな音楽を聴きました。


私が地元京都を離れて東京に住むことになったとき、地元日本を離れて韓国に住むことになったとき、行きしなの新幹線や飛行機で大森靖子の「新宿」と「君と映画」を聴きました。

私はいつか、きっと地元地球を離れる時があったとしても、この2曲を聴いていると思います。


他にも好きな曲はありますが、私は特にこの2曲は心細い時に強い味方になってくれるような、いや、大森靖子が一緒に心細さを共有してくれるような気分にしてくれます。



私が新大久保でバイトをしていた時、帰宅時には「新宿」を聴きながら歩いて新宿駅まで行きました。

歌詞の意味は全然わかりません。分かるような気がして聴いていますが、いつまで経っても明確にはわかりません。

でも私は大森靖子が好きです。
今はもう、サークルの憧れの女の子たちや、世間体を気にしてではありません。

(世間体を気にして大森靖子が好きと言うのは矛盾の極みのような気もするが。それは失礼な気もするが。)


아무튼

今日のお酒の肴は大森靖子様のあの伝説の動画にすることにします。

そのついでにこの投稿を書きました。

華金なのにお家で暇してる皆さんは私の友達かと思いますので。

何しようか悩んでる皆さんに、暇つぶしの一つを紹介しようと思って。



皆さん華金ですね、私は明日も仕事ですが。
では、良い週末をお過ごしください。



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