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GAS GoogleAppsScript try...catch文でエラーの処理をする方法まとめ(基礎講座#16)

今回は、try…catch文でのエラー処理の方法について解説していきます。このtry…catch文を覚えることで実際にエラーになる可能性があるところを推測し
エラーが出てもエラー処理をし、プログラムを継続させることができます。

100聞は一見にしかず。実際に下記のサンプルコードをダウンロードしてtry…catch文を理解していきましょう^^

今回の目標物は下記になります。

20210628_GAS_try___catch文_-_Google_スプレッドシート-2

A1とB1の掛け算の結果をC1に出力したいのですが間違って変数の定義をしていないzという文字を使用したときにエラー処理をしたいとします。

try…catch文

try…catch文を使用すればエラー検知をして、処理を実行することができます。では早速try…catch文の構文を見ていきます。

try {
// エラー(例外)を検知したい処理
} catch (変数) {
// エラー(例外)が発生したとき実行される処理
} finally {
// エラー(例外)の発生の有無に関わらず実行される処理
}

try以降の {}の中にエラー検知したい処理内容を記載します。その後catch (変数) {の後にエラー(例外)が発生したとき実行される処理を記入していきます。

早速今回の目標物の内容に沿ったコードを書いていきます。

function mySheet5() {
 var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()
 var sheet = ss.getSheets()[4]
 try{
   var a = sheet.getRange(1,1).getValue();
   var b = sheet.getRange(1,2).getValue();
   sheet.getRange(1,3).setValue(a * z);
 }catch(error){
   console.log("答えが出ないエラーです。");
 }
}

この内容だとエラーが発生するのでエラーを検知したときに"答えが出ないエラーです。"とログ出力されます。これが出力されれば今回は完了です^^

無題のプロジェクト_-_プロジェクト編集者_-_Apps_Script

では実際のフローを見ていきます。

画像3

まとめ

今回は、GAS GoogleAppsScript  try...catch文でエラーの処理をする方法まとめ(基礎講座#16)の解説をしましたがいかがでしたでしょうか。try...catch文を使うコツは、エラーの起こる可能性のあるコードをtryの後の{}のなかに入れ込むこと。さらにはエラーの場合に行いたい処理をcatch(){の後に入力しましょう。

GASはやれば必ず出来るようになります。何回もやり続けましょう!!♪

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