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きっかけは「すごい副業」 アフターインタビュー(南場智子のウォーキングパートナー)

業界を代表する方と働けたり、なかなかできないレアな体験ができたりすることで注目を集めた「すごい副業」。特に反響が大きかったのが、株式会社ディー・エヌ・エー南場さんのウォーキングパートナーの募集でした。実際にウォーキングした方はどのような経験をしたのか、300名近い応募の中から選ばれた2名の「すごい副業」経験者・そして南場さんに話を伺ってきました。

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当日のウォーキングの様子🚶‍♀️

ウォーキング参加者①大森さん

応募テーマ:最先端の老化研究について(サイエンス)
プロフィール:東京大学大学院理学系研究科博士課程に在学中

Q. 企画のタイトルは、かなりのインパクトがあったと思います。どうして応募しようと思いましたか?

大森:南場さんだから応募した、というのが本音ですね。活力があり、名も知られている方が、何に興味を持っているのかを1対1の時間でじっくり話してみたいなと思ったんです。正直この企画が「南場さんの講演会」とかだったら、応募はしていなかったと思います(笑)1対1で話せるという、他の機会では得られない貴重さが応募のポイントでした。

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Q.実際ウォーキングをしてみて、どうでしたか?

大森:朝8時に集合して1時間弱歩きましたが、率直に言うと、南場さん歩くのがとても速くて…。「すごい副業」のもう一つの目的だった運動という観点も、達成できる機会でしたね。またウォーキングでは「老化研究」に関する話をしたのですが、南場さんの知識の豊富さにまず驚きました。あとは企画説明にもありましたが、それ以上に実際の南場さんからの質問が本当に幅広くて深かったですね。

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南場さんによる募集時の説明文

Q. すごい副業という企画でしたが、「副業」という働き方・関わり方に関して、どのように感じていますか?

大森:副業を通じて、同じことだけでなく、他のことができるというのが、やはり良いと思います。自分自身、興味の幅が広いので新しいことに色々取り組みたいと思っていますが、副業でちょっとずつ体験して、並行して「人のつながり」ができるのは魅力的ですよね。
実は、属しているアカデミックの世界でも「人のつながり」はますます求められています。コロナで学会や講演会も激減し、そういった偶然の出会いが生まれないのは、研究者にとって非常に厳しい状況です。YOUTRUSTのサイトで「できること」が登録できるのを見て、今後はアカデミックな世界でもこういった情報から、人脈が広がっていくのではないかと思いました。アメリカでは研究者も、よりカジュアルにつながりを作っています。自分自身、研究の道を進むかどうかはまだ決めていませんが、広範囲につながりを作っていくことは意識していきたいと改めて感じました。

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参加者の大森さん

ウォーキング参加者②小田さん

応募テーマ:宇宙誕生の歴史について(サイエンス)
プロフィール:自治医科大学特別特命准教授

Q. 小田さんの応募のきっかけは何だったのでしょうか?

小田:インターネット広告を見たのが、応募のきっかけです。
南場さんとは、以前、シリコンバレーの会社で働いていたときにご縁があったのと、AIスタートアップの仕事でご挨拶をしたことがあったので、直接お話をしてみたいという気持ちがありました。
また新型コロナ禍の自粛以降、私自身も体調不良を感じており、友人や医師たちに筋トレとランニングを勧められていました。早朝に皇居一周をしてみて朝に運動する良さは実感していたので、「話してみたい南場さんと一緒に、早朝からウォーキングできる」のは、私にとっても一石二鳥の企画でした。

Q. 実際にウォーキングしてみての感想を教えてください。

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ウォーキングをする南場さんと小田さん

小田:元々は、20世紀以降の素粒子論の話か、検索エンジンの原理の話をしようかと思って応募しました。結局、お会いしてお話する中でトピックを変更し、元素の起源と宇宙の化学進化という話をしました。
歩き終わった後に「話足りなかったので、また実施しましょう」と提案いただき、2回目はPCRの話をしました。

かなり速い速度で歩きながらトピックの説明をして、南場さんから出てくる質問をひたすら打ち返していくという時間でしたが、今までの経験で一番近いのは、コーディングインタビューだなと思いました。その場での瞬発力的な計算と知識の使い方が、コーディングインタビューとそっくりです。

また、すごい副業の企画を通じて自分の知識も増やすことができました。というのも、ウォーキング後に話した内容をまとめたレポートを書かなければならないのですが、たまに理由が分からないところが出てきたからです。
「ビッグバン元素合成で陽子と中性子の比が7:1になる理由」については、長年付き合いのある京都大学久徳准教授に聞きました。2回目のトピックにしたPCRに関しては、分子生物学から医療や法制度の話を補強するため、生物学者や弁護士などに少し力を借りるなどしたので、結果として自分の知識を増やすことができました。

Q. ウォーキングに参加した前後で、南場さんに対する印象や関係性の変化はありましたか?

小田:南場さんに対して、参加前は「有能な経営者」という印象以上は持っていなかったのですが、直接話してみると、すさまじく頭の回転が速いことに加えて、自然科学にとてもご興味があることが伝わってきました。経営者でなければ、科学者になられていたのではと思うほどで、話す側の知的好奇心までもくすぐられる時間でした。

株式会社ディー・エヌ・エー 代表取締役会長 南場さん

企業の生産活動に限らず、知識やスキルがある人は、社会の共通のアセット。その貴重なアセットを、多様な主体が共通で使える「副業」という仕組みは素晴らしいと個人的に思っています。ウォーキング、とても楽しかったです!

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