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#もっと知って骨髄バンク まとめ

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骨髄バンクって難しい!ですが、少しずつ知ってもらえたらうれしいです。
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骨髄バンクで提供するって、どういうこと?(3)

前回の記事はこちら 〇骨髄バンクで提供するって、どういうこと?(1) 〇骨髄バンクで提供するって、どういうこと?(2) 5.提供方法って? (1)骨髄提供(入院期間:約3泊4日)1⃣ 自己血採血 骨髄提供の場合、通常 400~1200mL の骨髄液を採取(※1)することになります。 採取後にドナーが貧血に陥らないように、採取日の約1~3週間前にドナー自身の血液を採取しておき、冷蔵保存の上、採取当日に返血しています。 通常は 1~2 回に分けて、1回200~400mL 程

骨髄バンクで提供するって、どういうこと?(2)

前回の記事はこちら 〇骨髄バンクで提供するって、どういうこと?(1) 4. 提供までの流れは? (適合通知~最終同意まで)(1)適合通知 HLA型が見事適合すると、骨髄バンクから「適合通知」が送られてきます。 私もドナー登録しているのですが、まだ 1 度も適合したことがありません。下の写真のように大型のオレンジ色の封筒が届くそうです。 ☝適合した際に届く、提供意思等を確認する書類 封筒の中には、提供意思と家族の同意の有無、健康状態、ドナー候補者の都合などを聞くための

骨髄バンクで提供するって、どういうこと?(1)

皆さんこんにちは!YA の安孫子陽一です。 骨髄バンクへのドナー登録の流れについては、日本骨髄バンクのホームページや以前の記事(骨髄バンクとは)でも紹介されているので、まだ知らないよ!という方はそちらも併せてご覧いただければ幸いです。 今回は、現役医療スタッフである私から、ドナー登録後、どのように提供へ進んでいくのかなど、骨髄バンクでの「提供」に関する「そもそも」について、項目を6つに分け、分かりやすくお話ししたいと思います。 1. そもそも「骨髄」ってなに? 日本

骨髄バンクとは

 みなさんこんにちは。骨髄バンクユースアンバサダーのキメタです。今回は骨髄バンクについて解説します。なかなか馴染みのないことだと思いますが、ぜひ知ってください!  日本骨髄バンクは、白血病をはじめとする血液難病に苦しむ人たちを救済するため、骨髄移植・末梢血幹細胞移植のコーディネート等を行っています。骨髄バンクによる最初の骨髄移植は1993年1月28日に、そして今日まで24,000件以上の骨髄・末梢血幹細胞移植が行われてきました。   ドナー(骨髄提供希望者)になるには、登