2023年を振り返る

仕事に関する形式張った真面目なことは別に書くことになったので、主にプライベートのことを。

健康

たぶん肺にできた良性腫瘍が原因で、胸膜炎になった。結局3回高熱を出スすことになり、落ち着いたと思ったらまた最近背中が痛い。宿痾だ。1年が経過し、腫瘍は大きくなってはいないが小さくもなっていないので、これまで以上に死を現実のものとして考えながら生きていく必要ができた。来月50になるのでエンディングノートを書こうと思う。

2匹とも大きな病気もなく今年も無事に乗り越えそう。もういい年なのでちょっと調子が悪くなると夫婦でハラハラドキドキしてしまっている。年始にちょっと調子を崩して痩せてしまったのでは!?と奥さんが焦ってしまいあわてて病院に連れて行ったのだが、むしろ太っていたのは今では笑い話だ。元気でいてください。

母が死んだ。実家とは大学を出て、経済的に自立してからはすっかり疎遠になり、年末に友人に会うついでに数時間会って話をするというだけの関係になっていたのだが、母の入院やコロナでそれもなくなってしまっており、この5年くらいは会っていなかった。なので残念ながら特筆すべきエピソードはない。

数年前、家族が死んでもこんなに悲しいことはないのでは、と話したときは、まだ本当に親が死ぬことはあまり考えていなかったのだと思うが、実際死に直面してみると、本当に付き合いがないため実感もなく、葬式で涙も出なかった。思い出すことは小学生くらいまでのことだけだ。

そういえば子供の頃よく家族で行ってた曽根のダイエーが壊されるようなので、早めに行って思い出に浸りたい。ゲームセンターで10円だかのクレーンゲームをしてお好み焼きを買って帰って食べる。その行き帰りで聞くカーラジオも含めてまだ家族が平和だった頃の大切な思い出だ。

実家といえば今年「教育格差:階層・地域・学歴」という本を読んで、自分は育った場所以外はすべて格差の下の集団に属していたのだということを改めて実感させられた。金や健康や相性やいろいろな問題が重なって、関心を持たれなかったのだろう。自分は普通だったと思いたがるのが人間だと思うが、他人と比べる客観的なデータで示されるときつい。

仕事

今の会社で5年目に突入した。自分とは関係ない要因により先行きは不透明としか書けない。残念ながら公開の場で多くは書けない立場になってしまった。関係者が誰も見ないことを願っている。

仕事上付き合いのある人の多くが権威側の人になってしまい、部屋でゴロゴロしてカタカタしているだけのこちらは付いていけない感じで、引いた目で見るような感じになっている。よくよく考えてみると、若い頃遊んでいたリベラルでラジカルな人は今仕事をしている業界の人たちではない。自分の立ち位置が変わっただけで、もともとそういう性向の人たちの集団だったことに気づくとすんなり腑に落ちた。

来年

次にやることを考えたい。

2月になったらセキュリティの仕事を始めてからの10年になるので10年間を赤裸々に振り返りたいと思っている。


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