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金沢用水歩き22(高岡町排水路編)

こんにちは。「用水の街 金沢」です。金沢市には約50本の用水が流れていて、様々な風景を構成しています。その素晴らしい用水の魅力を調査すべく用水沿いを全て歩き、制覇しようと思いました。その記録をnoteで発信して、皆さんが金沢市の用水沿いを一人でも歩きたくなったら嬉しいです。

今回は高岡町排水路です!

今回の高岡排水路はほとんどの区間が暗渠であり、普段何気なく通っている道の下にも用水があることを発見できた。

何も用水の跡は残っていない・・・。ですが、道路に描かれた「20」の下には用水路があります。何か「20 」の他に用水の痕跡は残せないだろうか。

少しの間、用水を覗くことができる。


道に不思議な階段が半分埋れていた。これは、かつてここに用水が流れていたことを示す目印になります。駐車場の高さが本来の地面の高さで歩道の高さが水面の高さだったのではないだろうか。そして、とってもスリムな階段・・・。

なぜか街中なのに道幅が広い道があるなと前から気になっていた道は実は用水路が流れているから道幅が広いんだ!と今回気付きました。昔、とある都市計画の先生から教えていただいたのですが、道や風景を眺めていて、「普段」とは何かが違うぞと違和感を感じたとき、偶然、違和感を感じるのではなく、何かしらの理由があるそうです。このように違和感のある風景の正体は自分の眼では見えてない視点に正体があるのかもしれない。皆さんも正体を探ってみてはいかがでしょう。


用水に囲まれた三角地。ちょうど空き地なのだろうか・・・。このような用水沿いの空き地を買い集め、用水沿いに様々な空間デザインをしていきたい・・・。実は密かな目標です。何年かかるんだろう・・・。笑

用水を歩いていると、巨大な山のようなものが見えてきました!

この場所は、昔、金沢市の西外惣構えの位置にあたり、「ますがた」と呼ばれる城下町への入り口でした。馬に乗った敵が一気に城下町へ雪崩れ込まないようにますがたは蛇行して作られています。

何もない場所に橋。何のための柵だろうか・・・。

少しの区間開渠になって・・・。

また、お馴染みの色の違う道。

暗渠とは、開渠化されている用水より、見つけることは難しいです。だけど、開渠化された用水とはまた違う楽しみがあるように思う。道に残った用水の痕跡を辿り、昔、用水が流れていた時代にどのような使われていたかなどイメージしながら用水を歩いていく楽しさがあります。

ここまで読んで頂きありがとうございました。他の用水についてもこれから発信していくのでこれからもよろしくお願いします。

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