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底流の反響 岩壁に降り立つ鳥の影 向きを変えてながれる風 遠退いてゆく震動 潮目
一輪の花でしかないものを それもこの目で見た訳でないものを いかに愛でるというのだろう 鳥…
私達は 強大な嵐が到来する先に 既に時の流れをあらかた掴む 十分な備えと用心をして 庭を片付…
眠ったままの朝の鼓動と 凍ったままの夏の陰影と それは何時もと同じだったか 何をするでもな…
干からびた芯棒が 書斎の本棚を支えている 漂泊への想念が消えぬようにと 酷暑の湿気に容赦な…