見出し画像

タグ・ホイヤーのイメージって? いまは、ズバリ、トゥールビヨンの革命児

昨日、タグ・ホイヤーの新作について伺う機会があったんです。毎年たくさんの時計をプロデュースしている同社ですが、みなさんのイメージはどんな感じでしょう?

アイルトン・セナ? F1?

うん、いまなおこのイメージは強いです。限定モデル作られたりしますしね。でも、実は業界を牽引するほど技術進歩に力を注いでいるメーカーというのが僕の印象です。最近はトゥールビヨンを現実的な価格で提供したりと、時計界の常識を覆してます。3年前に突如発表されたタグ・ホイヤーのトゥールビヨンは、それまで1000万円越えが普通だった複雑機構のイメージを一新し、なんと200万円アンダーという話題の時計でした。昨日はこの時計の最新モデルを直に見せていただくことがメインテーマ。サラリと盛り込まれた技術革新に胸キュンだったのでした。

その名も、ホイヤー 02T トゥールビヨン ナノグラフ。カーボンベゼルとダイアルに施された独特のハニカムパターンが目を引きます。最注目なのはネオンイエローのキャリッジが眩しいトゥールビヨンでして、ここに用いられたヒゲゼンマイが特別なのです。

なんと自社製、しかもカーボン製!

ヤバイっす。これ、クルマで例えるとシリンダーのピストンとかにあたるんだろうか? いわば時計の精度を保つ心臓部的なパーツです。そんなに重要なものでありながら、製作難易度、開発コストなどの理由で自社で作る時計メーカーはほとんどないのです。有名メーカーに対しても、ニヴァロックスやH.モーザーなど大体スイスの2、3社のヒゲゼンマイメーカーが納入していると言われています。

それをいきなり作りおった

ブランドいわく、ヒゲゼンマイをカーボンで焼成する技術を開発できたため、スチール製のものと比べて精度の個体差はもちろん、量産に向く特性まで得ているとのこと。夢の素材ですやん。

↑の写真のように、そんなハイテクなものにも関わらず、スポーティでモダンな雰囲気なのも良い。当日着ていたヘリンボーン柄のグレーセットアップにもなんなくキマル。おしゃれで男のウンチクも詰まってて、しかもトゥールビヨン、、、。

悩むぜ⇦いや何を!?笑 (ほぼ300万円)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?