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Yousei印刷通信 Lv.2

こんにちは。Yousei印刷です。
剥離検証2回目となります。
詳細に関しては1回目の記事をご覧ください。


検証印刷方法


① 従来どおりの下地処理「A」を行ったもの
② 改良した下地処理「B」を行ったもの
③ 下地処理「A+C」を行ったもの
④ 下地処理「B+C」を行ったもの
【目的】
さまざまな剥離状況を再現する事で、剥離の条件や原因を調べる。


時間経過


 前半では通常商品と変わらない場所においておくことで、普段の状況を再現。
 後半は配送中~イベント会場で頒布する際と同じ気温を想定した場所に置く。
《検証日》
・1月12日~1月16日(前半)
・1月17日~1月23日(後半)
《結果》
「③下地処理「A+C」の方法」の剥離が一番軽度だった。

カットラインが鋭利な部分に剥離あり
絵柄が割れる大幅な剥離
角から剥離する


時間経過+テープテスト


 印刷したアクリルに養生テープを貼り付けて剥がす。
 梱包用ラップに印刷面がくっつき剥がれてしまう報告があったため、どの方法で印刷したものが一番インクとアクリルの密着性が高いかを確認する。
《検証日》
・1月27日
《結果》
「③下地処理「A+C」の方法」の剥離が一番軽度だった。

粘着面に絵柄が持っていかれた



配送による衝撃テスト


 社員の家に実際に印刷されたものを発送し、配送中の剥離を確認する。
 ※長距離を想定し、プラスして十数回強めに振っています

《検証日》
・1月27日
《結果》
「②~④の方法」に関し、剥離は見られない。



結論


以上の結果より、現時点では
「③下地処理「A+C」を行ったもの」が一番剥離がみられないものという結論になりました。

原因としてはアクリルとインクの密着度が低かった事であり、改良下地より従来下地のほうが新しく導入した下地処理との相性がよかったという状態です。
他の様々な検証やメーカー側の検証結果がまだですので、そちらの結果がでしだい再度ご報告させて頂きます。
すべての結果を踏まえ再報告し、告知しているお客様への再印刷を行ってまいります。


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