Yousei印刷通信 Lv.1

Yousei印刷広報です。

本日より、多くお問い合わせ頂いておりました剥離に関してまとめていきます。
なるべくわかりやすく説明するように努めますが、社外秘の情報も含まれているため詳細にお話できない部分もございます。
また、長文となりますのでわかりにくい点・ご質問等ございましたらDMよりご連絡下さい。
検証内容のみ知りたい方は、目次より「検証」の項目をクリックしてください。

※現在のフチなし仕様でのご注文は、剥離状態が安定/メーカー対応完了するまでは一時的に停止させて頂いております。


フチなし商品について


元々、フチなし商品は軽度の剥離は仕様(どうしてもそうなってしまうもの)とさせて頂いておりました。
具体的には、カット時に絵柄の端が欠けてしまう程度の剥離は仕様として注文時に了承を頂いております。

検品段階で仕様の範囲外の大きな剥離が確認できたものをはじめ、少しでも剥離が確認できたものはお客様に発送しておりません。発送中の衝撃や、時間経過によって剥離したものと思われます。
また、使用範囲内外問わず、剥離が発生した場合は事前にお客様に確認をさせていただき、了承された上で発送やデザインの変更などで対応させていただいております。

しかし、新印刷機導入に伴い、全面において大幅な剥離を確認しました。
もちろん導入前の事前検証は行っており、その際は問題なく印刷されていることを確認しております。
ですが、実際に機械を導入したところ今回のような大幅な剥離が発生いたしました。
何故事前検証と同じ結果にならないのかなど原因と対策を新印刷機のメーカーにも問い合わせておりますが、メーカー側での原因究明などには時間がかかる模様です。

以上を前提に、新印刷機においては旧印刷機や事前検証と同等の強度で剥離を抑えられるようにしていく事がこの検証の最終目的となります。

多大なご迷惑をおかけしてしまいましたが今後はお客様にご安心してご利用頂けるよう、検証結果や内容などを継続的にご報告させて頂きます。



検証

「新旧印刷機比較し、剥離リスクが同等になること」をこの検証の最終目的としております。

メーカー側でも引き続き原因究明に努めておりますが、弊社でも品質改善をすすめております。
先日、Twitterにてお知らせしました剥離問題に一定の効果がある解決方法で昨年末「とうめいいろ」で検証を済ませております。
「とうめいいろ」では今現在(1月16日現在)も剥離が発生しておりません。
こちらは引き続き経過観察を行っております。

今回、検証に使用するアクリルは「きらきらくりあ」と「しゅがー(ぴんく)」の2種類です。
きらきらくりあとしゅがー系のアクリルは社内でも剥離の報告があがりやすく、お客様の手元に届いてからも剥離したとの報告が特に多いアクリルになっています。

○方法
従来どおりの下地処理の方法では剥離の改善に心許なかったため、この度新しい下地材を導入しました。
① 従来どおりの下地処理「A」を行ったもの
② 改良した下地処理「B」を行ったもの
③ 下地処理「A+C」を行ったもの
④ 下地処理「B+C」を行ったもの
上記の4パターンで印刷を行い、経過観察を行います。
進捗は適宜報告して参ります。

近いうちに剥離のしやすいアクリル、しにくいアクリルもまとめますので少しだけお待ち下さい。
他、わかりにくいところがありましたら、お気軽にDMにてお問い合わせください!



こちらのようせいさんで経過観察を行います。
左がしゅがー(ぴんく)、右がきらきらくりあです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?