タモリさんのことば。「何も変わらなくて良いよ」
NHKの近江アナウンサーが、あさイチのインスタグラムで「ブラタモリ」での思い出をつづったというニュースを見ました。
担当したばかりの頃、タモリさんと二人でスタンバイしている時に、「もっとこうしてほしい、というところはありますか?」と伺ったら、「何も変わらなくて良いよ」と言ってくださったのが心に残っています。
なんだかとってもタモリさんらしいな、と思いました。
もちろん直接お会いしたことはないですが(笑)、タモリさんの魅力のひとつは、「その人のそのままを受け止めてくれる」というものがあるように思います。
その人の素材をそのまま活かして、番組としてよりよい方向に持っていってくれる、そんなイメージがあります。
またそれを、さり気なく自然にやってくれるのが素敵だなーとも。
数年前の「アナと雪の女王」のヒットもあって、"Let it go"「ありのままで」「自分らしく」などの価値観が定着してきた印象がありますが、「ありのままのわたし」「自分らしさ」を知ることって意外に難しいな、と思っていました。
そんな中、タモリさんのこの言葉を知って、私はとても腑に落ちたのです。
「何も変わらなくて良いよ」って言われた方が、より具体的で、このままの自分を認めてもらえた感じがするし、安心感が倍増する感じがしました。
さすがタモリさん!!
きっと表情を変えることなく、飄々と言ってくれたんだろうな、なんてことも想像すると、タモリさんに心を全開にしてしまうだろうなー、と思いました。
つい、もっとこうして欲しいと他人に期待してしまう時には、タモリさんのこの言葉を思い出そうと思いました。
そして、タモリさんという作品を生み出した方の、この名言も↓↓↓
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