クレドカードではなく、本である理由
こんにちは!ユウセイです。
今回の記事では、
理念浸透のツールとして推奨している
スタンダードブックが本である理由と、
そのメリットについてお伝えしていきます。
理念浸透のツールとして代表的なものが、
ザ・リッツ・カールトンのクレドカードですね。
リッツ・カールトンのように理念浸透を目的として、
クレドカードを作り全社員に渡している企業様も
多くいらっしゃるかと思いますが、
中には、作って渡したけど理念が浸透したとは言い難い、、、
なんてケースもあるかと思います。
なぜ、理念の浸透は難しいのか、
なぜ、熱量が届きにくいのか、
原因を深掘りしながら解説していきます。
1.クレドカードとスタンダードブックの違い
クレドカードとは、企業理念や価値観を簡潔にまとめた
小冊子やカード形式のものです。
これに対し、スタンダードブックは
全60ページ以上にもなる詳細な本です。
まずは、それぞれの特徴について整理していきます。
《クレドカードの特徴》
・簡潔で持ち運びが容易
・短時間で内容を把握できる
・主に企業理念や基本的な価値観を記載
《スタンダードブックの特徴》
・詳細な内容が記載されている
・持ち運びはやや不便だが、深い理解が得られる
・企業理念、行動基準、経営戦略、スキル知識など
多岐にわたる内容をカバー
それぞれのメリットがありますが、
ここからは、本である理由について解説していきます。
2. スタンダードブックが本である理由
本である最大の理由がこちら
「詳細な情報提供」
理念や価値観だけでなく、
「具体的な行動基準や経営戦略に関する情報」など、
企業の方針とそこに求められる行動基準を誰が見てもわかる・・・
それを実現しているのが、スタンダードブックなんです。
大事なのは納得のいく理解の先に
「行動に移すことができる内容か?」
「業務に即した内容になっているか?」
詳細な内容を含むことで、
社員は企業の考え方や目標をより深く理解できます。
また、本は繰り返し参照することが簡単にできるので、
必要なときにいつでも手に取って学習できます。
社員は常に情報を確認し、
自身の行動を振り返ることができます。
クレドカードは簡潔であるがゆえに
理念やMVVの情報が概念的に伝わる可能性があります。
具体的な行動基準や事例、
企業の戦略などを詳細に記載するには、本の形式が最適です。
3. スタンダードブックのメリット
○ 一貫した行動基準の提供
スタンダードブックには、
具体的な行動基準が詳細に記載されています。
社員全員が同じ基準に従って行動し、
企業全体の一貫性が保たれます。
まさにブランディングの構築には
スタンダードブックが必要不可欠ということです!
○ 組織全体の連携強化
詳細な内容を含むことで、
社員同士や部署間の連携が強化されます。
具体的には、会議構成やミーティングの後の取り組みなど
全員が同じ情報を共有することで、
コミュニケーションが円滑になり組織全体の協力体制が整います。
○ 社員の成長とキャリア開発
スタンダードブックには、
スキル知識やキャリアパスに関する情報も含まれており、
社員の成長をサポートできるようになります。
社員は自身のキャリアを計画し、目標に向かって成長することができます。
○企業文化の強化
詳細な企業理念や行動基準が明確に記載されていることで、
企業文化が強化されます。
社員が企業の価値観を共有し、
一貫した行動をとることで、企業全体の文化が一体化されます。
スタンダードブックには、
長期的なビジョンや戦略が含まれており、
企業の持続的な成長を支える基盤となります。
社員が共通の目標に向かって努力することで、
企業全体の成長が促進されます。
4. まとめ
いかがでしょうか?
今回は、「スタンダードブック」が全60ページ以上の本である理由と
そのメリットについて詳しくお伝えしました。
詳細な情報提供、深い理解と学びの促進、継続的な参照と学習など、
スタンダードブックがもたらす多くのメリットを活用することで、
企業理念の浸透と組織全体の成長を実現することができます。
次回の記事も楽しみにしていただければ幸いです!
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