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そう見るのか!!

今日は、ドラマ『天国と地獄』に関連したことです。

ドラマを見ていない人にはなんのこっちゃ?だと思うのですが、

ネットでドラマの感想を書いていた人がいて、それを見ていたら

捉え方がわたしと全然違っていて、驚いたので、

今日はそのことについて書こうと思いました。


このドラマの細かいストーリーについては、説明すると長くなるので置いておきまして、

登場人物の一人、陸くんについてです。

陸くんは、ヒロイン(女性刑事)の同居人で、ヒロインに好意を持っていたと思います。

けれどヒロインにとっては、友達以上ではあるけれど、、、という感じ。


そんな二人の関係は、ヒロインがサイコな殺人鬼かもしれない日高と入れ替わりをしてしまうことで変化していきます。

ネタバレですが、その殺人鬼かもしれない日高は、実は殺人鬼ではなく、殺人を犯す兄(警察に捕まる前に病死)の手伝いをしていました。

ですが身体が元に戻ったヒロインが、入れ替わった間に自分がしたことで罪を追求されるかもしれない、と兄も亡くなっていることもあり、自分が殺人の主犯であると全部の罪を背負うと決めたんですね。

そのことを知った陸くんは、兄が主犯であるという証拠を隠匿することにしました。


その考察です。

私は、

陸くんは、ヒロインが罪にならないように全部の罪を背負うと決めた日高の想いを知り、自分もこの証拠のことは、黙っていようと決めた、と見たのですが、

そのネットの感想では、ヒロインの頭の中が日高のことでいっぱいになっていたことへの嫉妬とありました。⇦マジか!!


その後、一度、ヒロインにその証拠のことを問われ、陸くんは知らないと答えましたが、結局その証拠は、警察に匿名で預けることにしました。そしてヒロインの前から去ることを決めます。

そのことについて私は、いくら殺人犯とはいえお世話になった人が最後の最後に守りたかった弟(日高)のことなのに、殺人犯にしてしまうことが出来なかった、そして、ヒロインと日高との関係には敵わないと思い、去ることに決めた、と見ました。

ですがネットのその感想では、真っ直ぐな青年だった陸は自分の振る舞いを悔い、正義の人であるヒロインにはふさわしくないと思ったのだろう、とのこと。


なるほど。

感想もそれぞれ。見方もそれぞれ。

同じドラマを見て、感じることはこんなにも違うんだなぁ、と目の当たりにして、「投影」=その人の意識が映している、と考えたら、ただ自分と違うと否定するもんじゃないなって思ったんです。

実は、その感想を最初読んだ時に、「何言ってんの?」と思いました。私の目に映る陸くんはとても懐の深い男、なので、嫉妬がどうのなんて安い男にしないでよ!って(笑)。


でもその事実を知るのは、ドラマを作った人たちのみ。

私の感じたことだって、正解ではないのですよね。



一つのドラマの感想もこんなに違うのですから、世界を見て、感じることだって、千差万別どころじゃないんでしょうね。

そう思ったら、正解なんてない。

わたしに言えるのは、「わたしはこう感じた。」だけなんです。

そして他の誰かも、感じたことを言っているだけで、それが正解ではない。


ただそうなんだなぁ、と受け止めるだけ。

時には、受け止める必要もないし、受け取る必要もない。

あなたはそう感じたんだね、とそれだけでいい。

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