7/10の日記

遠く波の光っているところがあって、そこだけが懐かしいのだった。そこからなにかべつの懐かしいわちゃわちゃした些細な事を思い出そうとはしただろうが、懐かしいのはほかならない今光っている波の遠さなのだから、今このときが懐かしくて、思い出しているなかのような今だった。波の光の遠さすら懐かしいのだから、砂の上のここに座っているぼくの体へ堆積していった時間を思い遣って、ぐるりとまわって過去のなかから今を思い出しているのだから、あの波のようにあの波が懐かしいのだった。記憶は現状あの波で、記憶とは今そこにあるもののかたちにほかならなくて、今そこにあるもののなかでしか懐かしいものにあえない、体は砂浜に堆積しているそのかたちで、それがぼくのようでじつはぼくだった

fishmansをここ数日ずっと聴いていた 『感謝(驚)』『SEASON』とか最高ですね。もちろん『BABY BLUE』とかもいい。なるべく明るい色の服を着ていようと思う。布袋寅泰をみると無条件に元気になることがわかった。うつくしさ恐ろしくてうつくしさ。ウィダーインゼリーだけで過ごしてしまう日があり、夢日記をつけるのをわすれて過ごしていたら、あいたいひとたちにあう機会が減った。YouTubeのなんかのコメント欄に、永遠に忙しくて会えないね、と書いてあって最近読んだ一番の詩だった。

先週修理に出した自転車を昨日また修理に出した。ものは壊れたり死んだりするからめんどうだ。いっしょに壊れればめんどうがすくなかったかもしれない。ただわたしが壊れたらめんどうなやつもいるからな。輪廻ってやはり環状なんだろうか、土星の環みたいな

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